トマトジュースの常識が変わる?人気の裏にある、畑と職人のバトンリレー
~下呂特産加工(岐阜県)~
今週は畑だより『番外編』として、農産品ではなく加工品の「産地だより」をお届けします。
毎年、夏の時季だけ販売している人気商品「出来たてトマトジュース」は、生食用トマトをつかったストレート果汁だからこそ実現できたクリアな「すっきり感」が特徴。「これならごくごく飲める!」と、トマトジュースが苦手な方からも長年ご好評をいただいています。
今回はそんならでぃっしゅぼーやのトマトジュースが出来上がるまでの様子をお届けします。
闘うトマト農家
トマトジュースの原料となるトマトは、岐阜県飛騨地方で栽培されています(※青果品でお届けしているトマトの生産者とは異なります )。生食用のトマト栽培において、傷などの理由で「規格外」となるものが原料です。
しかし近年の猛暑による影響で、かつて主力だった品種は暑さで育たなくなりました。暑さに強い品種へ変更しましたが、それでも花や葉が枯れてしまったり、豪雨でハウスが壊れてしまったり、異常気象による苦労は絶えません。
また最近は中東情勢の影響でハウスのビニール資材が高騰・不足しており、通常2年で交換するところを3〜4年使い回すなど、厳しいやり繰りが続いています。
それでも生産者は「おいしいと思ってほしいから」と日々栽培方法を試行錯誤し、長年の勘を頼りに土地のクセをつかみ、この暑さのなか毎日畑に出て収穫をしています。
おいしさを探求する 加工場の非効率な選択
生産者が丹精込めて育てた、生食でもおいしいトマト。そのおいしさをできるだけ損ないたくないという想いから、加工現場は「非効率な製法」を貫いています。まず一般的には機械で行われる「ヘタ取り」はなんと手作業。渋みの原因となるため、ひとつひとつ手で丁寧に取り除きます。
さらにトマトを搾る際には、化粧品のフェイスパウダー製造時に使うような細かいメッシュを通すことで、さらっとした舌触りに仕上げます。また通常は搾汁したトマト果汁は容器充填まで冷凍保管されますが、風味が落ちないように一度も冷凍せず、真空で保管します。これらのさまざまな工夫により、まるで家庭のジューサーで作ったような、雑味がないすっきりとしたおいしさに仕上がります。
夏限定!出来たてトマトジュース
らでぃっしゅぼーやのトマトジュースは通年販売していますが、この「出来たてトマトジュース」は、今だけの特別な旬の味です。収穫から3日以内に搾汁し、約2週間のスピードでお届けします。
私たちは25年以上、飛騨のトマト生産者のみなさん、トマト果汁の加工を担う下呂特産加工と、ジュース製造を通じタッグを組んできました。
『トマトジュースを買ってくださる会員さんたちは、産地にとって欠かせないパートナーです』
と下呂特産加工の北野さんも語ります。
過酷な環境を乗り越えた今年の飛騨トマトの力強さを、ぜひ感じてみてください。
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