小さな新キャベツ栽培への初挑戦
~玉造有機の会(茨城県)・和郷園(千葉県)~
冬の寒さがぐっと増してきました。今年は新たな試みとして、キャベツの新品種「ミニックス(ミニキャベツ)」の栽培に挑戦しています。
この挑戦を支えてくれたのが、茨城県の玉造有機の会・野原さん、千葉県の和郷園・伊藤さん、長崎県の長有研です。その生育の様子を確かめるため今回は2産地を訪問しました。
玉造有機の会・野原さんのミニックス畑
新品種への挑戦を後押しする「めぐる野菜箱」の仕組み
「ミニックス」は手のひらサイズで、春キャベツのように葉がやわらかく甘みがあるのが特徴。
生で食べやすく、冷蔵庫でも場所を取らないため“次世代キャベツ”として期待されています。
ペンと比べれば一目瞭然のコンパクトさ!収穫までもう一息です
しかし、新品種ゆえに栽培事例はほとんどなく、まさに手探りの挑戦。それでも「めぐる野菜箱」の作付け契約による“つくれば必ず買い取ってもらえる”安心感が後押しとなり、お二人は前向きに取り組んでくださいました。私たちも微力ながら生産者と共に新しい取り組みを進めることができています。
必ず買い取ることを事前に約束するので、生産者は安心して新品目にチャレンジできます
虫トラブルを乗り越えて迎えた収穫
野原さんの畑では「想定以上に虫に好まれる」という予想外の壁に直面。
ふつうのキャベツは無事なのに「なぜかミニックスだけ極端に虫に食べられてしまう」とのこと。葉がやわらかい分、虫にも食べやすかったのかもしれません。
通常のキャベツより虫の被害を受けやすかったミニックス
それでも丁寧な管理で少しずつ株を守り、試行錯誤の末、11月に無事収穫へ。数量は少ないながらもめぐる野菜箱でお届けできました。
出来ばえを確認する玉造有機の会の野原さん
「来年はこの経験を生かして、もっと上手に育てたい」と、早くも次に向けて意欲的です!
遅れも寒さも乗り越え、なんとか収穫へ
一方、伊藤さんは定植がやや遅れ、生育が後ろにずれ込みました。
11月に訪れた際には寒さもあり結球が進むか微妙で、「このまま巻かずに終わるのでは…」という心配もありましたが、諦めず細かいケアを続けた結果、「12月にはなんとか収穫できそう」とのうれしい報告が届きました。
2人目のミニックス栽培チャレンジャー、和郷園の伊藤さん
このまま巻かずに終わるのでは…と心配されたミニックス
伊藤さんのミニックスは、12月3週から年内のめぐる野菜箱でお届けします。届いた方はぜひ感想をお寄せください!
来年はいよいよ商品化へ!
初挑戦の今年は、お二人の粘り強い取り組みにより、収穫という大きな成果を得ることができました。
この経験をもとに、来年はより安定した栽培をめざし、WEBサイト・カタログでの販売を目指します。小さなミニックスがみなさまの食卓に並ぶ日を、どうぞ楽しみにお待ちください。
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