春を告げる柑橘、土佐文旦
〜高生連(高知県)〜
土佐文旦は春の訪れを告げる柑橘といわれ、2〜3月に出荷のピークを迎えます。
2月下旬、高知県で土佐文旦を栽培する西込さんを訪問しました。はじめての訪問で住所を頼りに探していると、さわやかな柑橘の香りに鼻腔が刺激され、香りに誘われるように作業場へたどり着きました。
標高200mの高台にある果樹園
西込さんは64歳。もともと有機・特別栽培をやりたかったものの、経営判断で土佐文旦など柑橘の慣行栽培を選択し続けてきました。近年、農家の高齢化や引退が相次ぐなか、近隣から文旦の樹を譲り受けたことをきっかけに、新しい畑で念願の有機・特別栽培を始めたそうです。
土佐文旦を育てる高生連の西込さん
畑で熟成する「野囲い」貯蔵
土佐文旦の収穫は12〜1月ごろ。収穫時は酸味が強いため、その後1か月以上保管熟成させることで、酸味の角が取れ甘みとのバランスがよくなり、まろやかな味わいになります。
その方法が「野囲い」という興味深いもので、畑に穴を掘り木で囲いを作り、その中に文旦を山のように入れ、防寒性・遮熱性に優れた稲わらを被せます。畑で熟成させる伝統的な手法で、現在も多くの生産者が採用しています。
きっかけは生姜?先人の知恵と工夫
近年は稲わらの耐久性や入手の難しさなどの問題から、ビニールを使うなど生産者ごとに工夫がされており、西込さんもビニールを使用していました。畑のそばの駐車場スペースを使って野囲いを作っています。
野囲いには広いスペースが必要!
文旦同士のエチレンガスで熟成が進むそうです
野囲い貯蔵を終えカゴに取り出していました
野囲い貯蔵は気温が高くなる前の3月までが限界で、そのころが出荷ピークです。その後冷蔵倉庫で保管され5月ごろまで出荷が続きます。
この方法が広まった背景には高知特産品の生姜があります。生姜は11月ごろ収穫され大量に冷蔵保管されるため、文旦の保管場所が不足し、畑で貯蔵する方法が生まれたといわれています。
結果的に熟成が進み味も良くなったという説もあり、先人の知恵を感じる話です。設備の整った生産者は冷蔵貯蔵のみの場合もありますが、西込さんは味にこだわり、できるだけ野囲いを行っているそうです。
サイズを選別する機械。出荷ピークで大忙しです
熟成度で変わる味わい
土佐文旦は貯蔵期間によって熟成具合が変わります。酸味が好きな方は出始めを、まろやかな味わいが好きな方は3月以降に購入するのがおすすめです。
お届け時期によって変化する土佐文旦の味わいを、ぜひお楽しみください!
適度な甘みとさわやかな香り、やみつきになるぷりぷりツブツブ食感が楽しめます。
3月5週お届け分まで販売中。商品ページは以下よりご覧ください。
土佐文旦1kg
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