らでぃっしゅぼーや

今週の畑だより

らでぃっしゅぼーや農産担当による
畑の"今"を届ける産地密着コラム

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れんこん産地に新たな仲間が加わりました!
〜福田農園(石川県)〜

石川県金沢市北部でれんこんを栽培する福田農園。収穫も終盤を迎える3月、金沢市湖南町を訪ねました。 豊かな土壌が広がる石川県河北潟干拓地(※1)で、土づくりからこだわった「加賀れんこん」を栽培しています。

※1)河北潟干拓地=湖を埋め立てて造成された広大な農業地帯。れんこん、大麦、小麦、大豆、米などが栽培されています。

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福田農園の加賀れんこん畑

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収穫されたばかりの加賀れんこん

もっちり食感の「加賀れんこん」
加賀れんこんは、他産地と比べてデンプン質が多く、強い粘りが特徴です。すりおろすとつなぎなしでも団子状になるほどで、おどろくほどもっちりした食感に!

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加賀の伝統料理「はす蒸し」は、すりおろした加賀れんこんに白身魚やえびを加えて蒸しあげます。

また見た目にも特徴があり、「さび」と呼ばれる黒みがかった表皮をしています。土中の酸化鉄が多く付着するためで、地元では良質な土壌で育った鮮度の良い証とも言われています。

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黒みがかった表皮は鮮度のよい証!

れんこん畑で育った後継者
今回の訪問で心に響いたのは、代表を引き継いだばかりの在昌(ありまさ)さんと、お父さん敏章さんの姿でした。
在昌さんは25歳。3歳の頃から畑に入り、れんこんに囲まれて育ち16歳で農業の道に入りました。25歳にして農家歴はもうすぐ10年になります。敏章さんも50歳と、農業界では若手といえる年齢です。

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お父さんの敏章さん(左)と在昌さん

農業における後継者不足は深刻な課題です。ほかの産地では「自分が経験した大変さを継がせられない」「儲からない」といった継承を断念する話をよく耳にします。
そんななか「不安はありませんでしたか?」と在昌さんに尋ねると「決断したという感覚も、迷いもなかったです」といいます。

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25歳にして農家歴はもうすぐ10年!

幼いころかられんこん畑に入り泥にまみれてきた在昌さんにとって、れんこん作りは「仕事」ではなく生活の一部。何より、れんこん栽培が心から好きなのです。
栽培に向き合う父の姿勢や想い、人との関わり方を見て育った在昌さんにとって、農家になることも若くして世代交代することも自然な流れだったといいます。

「大変さというのは、お金のことじゃないんです。生きるって何だろう。我々にはここ(畑)に“生きる土台”がある」

と敏章さんは微笑みます。土を耕し、命を育て、それを誰かの食卓へつないでいく。その循環の中にあるお二人の手は、加賀れんこんのように力強くあたたかいものでした。食べることは栄養を摂るだけでなく、お二人が守り続ける「生きる土台」のエネルギーを分けてもらうことなのかもしれません。

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福田さん親子が育む、心まで満たされるような加賀れんこんは来シーズン秋ごろから開始予定です。お届けを、どうぞお楽しみに!

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