「なす制覇」実現めざして仲間探し!
~加藤農園・富岡農園・雪と恵のrico farm~
涼風至(すずかぜいたる)
季節を72に分け自然界からの知らせを表した七十二候では、8月中旬は涼しい風が吹くとされています。
本当に厳しい暑さで昔のような季節感を感じるのはなかなか難しいですが、夕方の風は少しは変わってきているのかなと夏の夕暮れに思いを馳せます。
人気の定期便「制覇」シリーズの新コースを模索中
らでぃっしゅぼーやの人気定期便「制覇」シリーズの野菜部門では、毎年好評のとうもろこし・枝豆・かぼちゃ制覇に加え、今年はさつまいもとれんこん制覇も仲間入りしました。

今年新登場「れんこん制覇」

「さつまいも制覇」は4年ぶりの復活
全国各地の名産、厳選された品種、契約農家の技術が集結したらでぃっしゅぼーやらしさが溢れる企画で、奥深い野菜の世界を楽しんでいただけるよう、日々工夫と学びを重ねています。
次の新シリーズ予定は、なす!
次なる制覇シリーズとして今年注力しているのは「なす」。漬物から炒め物まで幅広く活用できる定番野菜ですが、全国各地にご当地なすや珍しい品種があります。

日本には様々な伝統なすがあります
しかし夏の露地栽培は天候に左右されやすく手間もかかるため、産地や品種は限られます。新しい仲間を探しに山梨県と長野県のさまざまな栽培現場を訪ねました。
新たな生産者仲間を求めて
山梨県北杜市小淵沢。標高800mほどある夏野菜の一大産地で、有機栽培を目指した新規就農も多いエリア。そこで出会ったのが、今年から白なすの栽培を拡大した加藤さんと富岡さん。

青空と緑の葉のなかに映える白いなす。手前には紫色の花もみえます

加藤農園のなす生産者、加藤さん
高原で作られる白なすは、重量感、ツヤと照りがあり、ジューシーななすに仕上がっていました。

富岡農園の富岡さん、生まれは甲府市のぶどう農家だそう

富岡農園の白なす
自然に合わせて無理に太らせない有機栽培の特徴を生かしながら、適したタイミングで収穫できる確かな技術。今後の品種拡大にも期待大です。今年から、単品での白なすの出荷をスタートします!
1個ずつ袋がけ!白なす日本一を目指す農家
次は長野県飯山市。「白なすで日本一に!」を合言葉に生産を拡大中の新規就農3年目の若手、飯田さんご夫婦です。

雪と恵のrico farm、飯田さんご夫妻
すべての実に袋をかけながらも週に1万個近く出荷できる規模は珍しく、根気と覚悟に頭が下がります。

実1個ずつにぶどう用の袋を被せて栽培

広い敷地一面に広がる袋がけされた白なす!
袋掛けの効果もあり飯田さんの白なすは非常に皮目がきれいでやわらかさがあります。

袋がけ効果でとてもきれいなツヤ感
新規品種にも興味があり試験栽培も実施中。今後が楽しみな生産者たちが新しい仲間になりました。
酷暑の中、新たに一つ一つのなすと丁寧に向き合う生産者に出会えました。負担を抱えつつもみなさんとても楽しそうに話をしてくれました。大自然の恵みを、収穫の喜びを野菜に乗せてお届けしたいと思います!
ご意見、ご感想、生産者への
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