感謝あふれる、最後のさくらんぼ収穫会
~西崎農園(北海道)~
7月初旬、十勝では36℃を記録するなど、連日暑さが続く北海道産地をまわりました。
7月6日は北海道の余市町でさくらんぼ収穫イベントを開催。20年以上にわたりNSニッセイの西崎さんの畑で開催してきましたが、今回で最後となります。

毎年北海道で開催しているさくらんぼ収穫イベント
西崎さんは27年前にご主人を亡くされた後も農園を守り続けてきました。近年、余市町はワイン用ぶどうの栽培が活況で、西崎さんの農園にも買い手が現れ、7月の出荷を最後にさくらんぼ農家をやめることに。
「さくらんぼの枝プレゼント」も今年で終了
西崎さんとらでぃっしゅぼーや札幌ステーションのスタッフとの交流は収穫会だけではありません。毎年3月には、さくらんぼの花芽のついた枝を北海道の会員さまにプレゼントしています。この枝は、スタッフが西崎さんの畑に行き、一緒に剪定作業をしてきたものです。

北海道恒例、さくらんぼの枝プレゼント
ご自宅で花を咲かせて春を感じていただく取り組みを続けてきましたが、それも今年限り。思い出深いさくらんぼの樹々も切られてしまうと思うと、名残惜しさを感じます。

イベントでは西崎さんの卒業式も
当日は会員さまから集まった感謝のメッセージと「卒業証書」をサプライズで西崎さんに贈呈しました。


突然のサプライズに驚きながら、笑顔で受け取ってくれた西崎さん
個人的にプレゼントをご用意くださった方もいらっしゃり、箱の中には素敵なさくらんぼ柄のマグカップが!

さくらんぼ柄のマグカップと一緒に記念撮影
みんなに愛された西崎さんのさくらんぼが食べられなくなるのは残念ですが、最後の交流は心の通いあった素敵な時間になりました。
~西崎さんから、らでぃっしゅぼーやのお客さまへのメッセージ~

7年務めた北海道担当を引き継ぎ
今回の北海道出張は、個人的にも多くの別れがありました。農産部では定期的に産地担当が交代しますが、7年担当した北海道の産地を引き継ぐ最後の行脚でした。

7年間、何度も足を運んだ北海道
産地担当として、産地の強みをどのように生かしていけるかを常に模索してきました。
「この野菜を作ってみてもらえませんか?」「この品質のものは出荷しないでください」などお願いは様々。生産者は朝5時から畑に出るシーズン最盛期でも、私たちの質問や依頼に丁寧に応えてくれて、感謝しかありません。


雪積もるハウスで、深夜まで生産者と語り合った夜も
(ワカモノ集合!北海道の熱い夜)
生産者からも「こんな虫が出ているんだけど、この農薬は使える?」「豊作で量が多く取れているんだけど、なんとか多めにとってもらえないか?」など畑で起こる様々な”事件”を、毎日のように電話で話し合い、一緒に乗り越えてきました。
厳しい自然の前になすすべがなく、何と声をかければよいのか迷う日もありました。戦友のような生産者と最後に交わした固い握手には、お互いこみあげるものがありました。
カーナビでは辿り着けないような畑の場所、一緒に取り組んできたことは、熱い想いと共に後任に託します。わが家に届く野菜箱の中で、担当した生産者の野菜と再会するのを楽しみにしながら。
さくらんぼイベント
アルバム

こどもたちもハシゴを使って収穫

さくらんぼの種飛ばし大会!

西崎さんへ卒業証書と花束をプレゼント

西崎さん、長い間本当にありがとうございました!
ご意見、ご感想、生産者への
メッセージなどお待ちしています!
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