らでぃっしゅぼーや

今週の畑だより

らでぃっしゅぼーや農産担当による
畑の"今"を届ける産地密着コラム

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生育順調!石垣島の
パイナップルとパプリカ
平安名さん、喜友名さん(沖縄県)

4月上旬、一足先に夏を迎える沖縄県八重山列島の石垣島を訪れました。雨男の私には珍しい爽快な青空と強い日差しに、南国の空気を感じます(夕方からちゃんと雨が降りました)。

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出迎えてくれた、碧く美しい海

「こんちはー!」と挨拶すると、「おいっす!」といつもの素敵な笑顔で迎えてくれたのは、石垣島特産のパイナップルの生産者、平安名(へんな)さん。

昨年の畑だよりでもご紹介しましたが、実は国産パイナップルはとても希少で、自給率は2022年度産(令和4年度)で約4%です(※1)

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平安名さんの畑は「へ」の字が目印

「今年はすごいぞー!」と意気揚々と畑に案内してくれました。豊作基調ですが、石垣島・西表島のパイナップル生産者を近年困らせているのが、獣害です。イノシシは新芽を根こそぎ食べて畑を全滅させ、コウモリやカラスは収穫前の果実を食べて大きな被害をもたらします。

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カラスの害にあったパイナップル

国防の最前線でもあり、観光業も盛んな石垣島。自然環境のバランスの崩れが獣害の拡大の一因になっています。解決の糸口が見えない難しい問題です。

さて、畑に到着!

「おわー(笑)」

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とみんなで叫ぶほど、確かにすごい!いつもの倍くらいあるのでは?というほど大きくて立派!平安名さんも30年以上やっていて「はじめてだよー!」と驚くほど、好調なスタートを迎えました。

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ツンと上に向かった葉が目印のボゴール種。スナックパインともよばれます

カマでパイナップルをカットする平安名さん

早速収穫し、その場で試食。収穫まで2年もかけた石垣パイナップルは、完熟でしっかり甘く、酸味もあってさわやかな味わいで、うまい!

特に平安名さんのパイナップルは、パイナップル特有のとげとげしさやエグミがなく、うまみがあります。化学合成肥料に頼らない土作りの賜物です。

石垣島では、国産パプリカを栽培する喜友名(きゆな)さんご家族も訪問しました。兄弟3人とお父さんで、彩り豊かでフルーティな姫パプリカや、真っ赤でジューシーなパプリカを出荷しています。

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喜友名さんご家族

兄弟同士で技術を高め合いながら難しいパプリカ栽培に挑戦し、海外産には負けない肉厚でおいしいパプリカを作ります。

3月の低温の影響で少し収穫量が落ち込みましたが、夏日を迎えるごとに量は増えピークに突入。一気に収穫が忙しくなるほどたわわに実っていました。

赤く実ったパプリカを片手ににっこり

軒先でコーヒー片手に決起集会だ!…と談笑していると、突然グラグラと揺れて地響きが…。この日4月3日は、台湾でマグニチュード7の地震が発生した日でした。沖縄でも最大震度4を観測。島中にサイレンが鳴り響きます。津波警報です。

たわわに実るパプリカの後ろで、津波警報のアナウンスが

喜友名さんもこんな地震は経験ないと驚いていました。喜友名さんのお孫さんが海釣りに出かけていたそうで、電話で急いで避難を呼びかけます。

幸い石垣島では津波被害はなく生産者もご家族もみんな無事でした。改めて地震や津波の怖さを実感しました。

帰りは地震の影響で石垣空港で8時間ほど足止めとなってしまいしたが、何とか沖縄本島へ戻り出張も継続。トラブルには驚きましたが、沖縄の自然と農業の魅力を肌で感じ、生産者とともに課題解決をしていこうと、身を引き締めます。

東京に戻ると寒暖差でクラリ・・・。気温差激しい季節なので、旬の野菜や果物を楽しみしっかり食べて体調管理していきましょう!

※1) パイナップル(生鮮)の国内自給率計算方法
国内出荷量(①)÷国内出荷量と輸入量(②)の合計
①令和4年国内出荷量:7,270トン
②令和4年輸入量:176,434トン
①出典:「令和4年産パインアップルの収穫面積、収穫量及び出荷量(沖縄県)」(農林水産省)
②出典:「農林水産物品目別実績(輸出・輸入)」(農林水産省)
(①②ともに2024年4月26日に利用)

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