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今週の畑だより

農産担当者による産地密着コラム

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一味違う!作本さんの大葉とパセリ
鳥越農園(熊本県)

 まだ空が明るいなー!と、毎年のことですが今年もつぶやいてしまう季節です。6月21日は夏至。1年で最も日が長くなるため、太陽の恵みに感謝し豊作を祈願する季節です。と言っても梅雨の真っ只中、ムシムシと暑くどんよりした天気は食も進まないもの。そんな時に大活躍する香りさわやかな、あの野菜たちに会いにいきました。
 突然ですが「紫蘇」と「和蘭芹」。読み方わかりますか?紫蘇は「しそ」、大葉のことですね!和蘭芹は、和名オランダセリ。栄養価が高いと注目の「パセリ」です!熊本県熊本市中原町、有明海の温暖な気候を活かして大葉とパセリを栽培しているのが作本さん。料理を引き立てる名脇役のイメージですが、作本さんの大葉とパセリは一味違います。

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 大葉は産毛がしっかりと立ち、香りが強くエグミがありません。昔は一般的に、飾り用のため味は二の次だった大葉の栽培ですが、お祖父さんの代から味を追及。品種にこだわり、選別をかけて代々自家採種で種を守ってきたそうです。引き継がれた種と有機質の肥料にこだわり、化学肥料を使わず栽培しています。

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 パセリは大葉よりもさらに飾りのイメージが強いですが、さわやかで味わい深く、ファンが多いのが作本さんのパセリ。土づくりと、収穫期を逃さずデリケートなパセリを丁寧に摘み取る技術が、鮮やかなグリーンで、歯切れもよくフレッシュな清涼感があるパセリを生み出します。パセリが主役の超簡単“エスカルゴバター(ガーリックパセリバター)”を紹介します。

1. パセリ10gをみじん切り、にんにく1片をすりおろす。
2. 有塩バター100gを常温に戻し1を加えよく混ぜる。

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 パンや肉に塗って焼くだけで、パセリの香りが食欲をそそります。鉄分やビタミンCなど、栄養豊富なパセリを余さず食べられます。もちろん大葉でも代用できます。
 日が長くなる分、夜が短い「短夜(みじかよ)」の季節でもあります。電気を消してろうそくを灯し、短い夜の時間を味わうキャンドルナイトが楽しまれます。今年の夏は、パセリや大葉のエスカルゴバターをワインのお供に、キャンドルナイトを楽しむのはいかがでしょうか?

「熊本県産作本さんの爽やかパセリ」は6月から7月毎週取り扱い予定でしたが、大雨の影響で病害が発生してしまいました。7月中旬頃まで買い物サイトでの販売を休止しております。取り扱いが再開しましたら、ぜひお買い求めいただけますと幸いです。

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