らでぃっしゅぼーや

今週の畑だより

らでぃっしゅぼーや農産担当による
畑の"今"を届ける産地密着コラム

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雹害に見舞われた梨産地にエールを!
〜オーチャード・ファーマーズ・イン・ナガノ (長野県)〜

オーチャード・ファーマーズ・イン・ナガノの雹害支援のため、同産地の桃を販売中です。よろしければご支援お願いいたします!「雹害産地応援!南信州の桃」(販売期間7月3週~7月4週)

5月13日の朝、長野県下條村は快晴でした。オーチャード・ファーマーズ・イン・ナガノ(以降OFN)の生産者は午前中の摘果作業を終え、昼休みに家へ。すると急に雲行きが怪しくなり、バチバチという音とともに小指の爪ほどの大きさの雹が降り始めました。雹は15分ほど降り続き、道路は真っ白に覆われるほど。

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わずか15分の雹が梨畑に甚大な被害をもたらしました

この時期の小さな梨の実は太陽に向かって上向きに実をつけるため、下條村の梨畑は甚大な被害を受けました。産地よりその日の内に連絡をもらいましたが、気落ちした電話口の声にかける言葉もありませんでした。

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太陽に向かって上向きに育つ梨の幼果。雹の傷だらけになってしまいました

傷ついた実と向き合う日々

摘果では例年、傷のある実を落とします。しかし今年は傷ついた実ばかりで、どれを残すべきか判断に迷いながらの作業。例年以上に時間がかかります。

「作業する度に、ため息が出るほどボロボロな実ばかりです。この作業も報われないかもしれません」

そんな声を受け5月末に産地を訪問しました。まだ親指ほどの実には、黒い傷が無数につき、葉も破れていました。

傷がない実を探しても見つからないほどです
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雹害で破れてしまった梨の葉

摘果は本来、「よりよい実を残す」作業です。しかし今年は傷ついた実ばかりと向き合う日々。作業が進むほど被害の大きさを突きつけられ、収穫や経営への不安も募っていきました。

あきらめないための選択

「全部加工用にするしかないかも」「袋がけもあきらめようか」という声もありました。しかし袋がけをしなければ病気や虫害を受けやすくなります。
そこで、雹による見た目の傷はある程度許容し、袋がけは通常どおり実施。摘果も実を落としすぎない基準に変更しました。実を落としすぎると樹のバランスが崩れ、翌年以降の収穫にも影響が出るためです。

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病気や虫から守る袋掛け

らでぃっしゅぼーやも外観基準を緩和し、規格外品も取り扱うことを伝え、最後まであきらめず栽培を続けてほしいとお願いしました。

見えてきた希望と新たな心配

7月上旬に再訪すると、摘果には例年の3倍の時間がかかり、人件費も増加しているという状況ではありましたが、それでも「畑ごとあきらめる」事態は避けられそうとのこと。

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例年の3倍の時間がかかるという摘果作業

一方で心配なのは黒星病(くろぼしびょう)です。雹で弱った樹は病気にかかりやすく、過去には軽い雹害のあとに黒星病が広がり、その影響を数年引きずった苦い経験が…。

今年は雨も多く、追肥や防除を強化するなど、気の抜けない管理が続いています。畑には今も傷ついた実が目立ちますが、樹は少しずつ力を取り戻しています。収穫まで安心はできませんが、生産者は毎日畑に立ち続けています。

おいしい梨を未来へつなぐために

それでも、生産者の表情には少しずつ笑顔が戻ってきました。とりまとめ役の松本さんは、「売上がないのは分かっているし、コストはかかるし、酒の量も増えるし、気持ちはマジで落ちた。でも心まで病まなくてよかった」と笑います。

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OFNとりまとめ役の松本さん

他のメンバーからも「マジで病んでもおかしくなかったよな」と声が上がり、笑い合えるまでになっていました。
松本さんは、こう話します。

「最後まであきらめず、お客さんにおいしいと言っていただける梨を届けたいと思っています。また、自分たちの家族や仲間を守れるように全力で農業をしています。キズのついたものが含まれるかもしれませんが、味には自信を持ってお届けします」

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40代を中心とした若手生産者が多いOFN。今年も力を合わせて梨や桃づくりに取り組んでいます

今年は外観に傷があったり、皮をむくと実に少し黒い痕が残る梨が届くこともあります。それでも味は変わりません。雹害を乗り越えようとする生産者の努力が詰まっています。

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傷はあっても、おいしさは変わりません

作り手が減る和梨を守り続けるためにも、今年の事情をご理解いただき、少し厚めに皮をむいて味わっていただけたら幸いです。


オーチャード・ファーマーズ・イン・ナガノの雹害支援のため、同産地の桃を販売中!1点につき200~400円の寄付となります。
雹害産地応援!南信州の桃
<販売基幹:2026年7月3週~7月4週>

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