畑で見つけた“小さなメロン”
〜あゆみの会(千葉県)〜
昨年、千葉県銚子市で貴味メロンを育てるあゆみの会の加瀬さんの畑を訪れた際のことです。畑を歩いていると、小さな青いメロンがごろごろと転がっていました。
「これ摘果(てきか)したメロンなんですよ」そう教えてくれた加瀬さん。「食べたりしないんですか?」と尋ねると「近所に少し配るけど、ほとんどは畑で処分しちゃう。食べるとおいしいんだけどね」と、少しもったいなさそうに笑っていました。
笑顔が素敵なあゆみの会のメロン生産者、加瀬さん
甘いメロンを育てるために
メロンは1株にいくつもの実をつけます。しかしメロンを甘く育てるには、生育途中で実を減らす「摘果」が欠かせません。実をつけすぎると、糖度や大きさ、ネット模様の美しさが安定しなくなります。
放っておけばいくつも実をつけますが、最終的に出荷する貴味メロンとして育てるのは1株に4個ほどです
「メロンの大きさや形を見ながら、よい実を選んで残していくんです」と加瀬さん。摘果は、“甘く美しいメロンを育てるため”の大切な工程。その過程で若いうちに収穫されるのが、摘果メロンです。
残すと決めたメロンの下にお皿を敷き、病気や虫害、変形を防ぎます
“流通しない旬”を届けたい
摘果メロンは収穫量が読みづらくサイズもばらつきやすいため、ほとんど流通しません。
さらにこの時期の産地は、つるの管理や玉の選抜など作業が集中する繁忙期。収穫や調整まで手が回らず、多くは畑で処分されるのが実情です。
昨年その光景を見て以来、「この季節だけの味わいを、お客様にも届けたい」と模索してきました。そして今年、少量ながら摘果メロンをお届けできることになりました!
シャキッと楽しむ初夏の味
摘果メロンの果肉はまだ白〜うす緑色。みずみずしく、きゅうりのようなさわやかさの中に、ほんのりメロンらしい青い香りがあります。
きゅうりのようにみずみずしく、ほんのり青いメロンの香り
パリッ、コリッとした食感も魅力で、瓜(うり)のような野菜感のある味わいです。おすすめは生のまま食べる浅漬けやピクルス。ツナマヨや塩昆布と和えたり、肉と炒めてもシャキシャキ食感が残っておいしいです。
ピクルスや浅漬けに
旬には、“完成されたおいしさ”だけではなく、育つ途中だからこそ出会える味があります。生産者が昔から食べ続けてきた“初夏のひみつの味”ともいえる摘果メロン。この季節だけのおいしさです。量は少ないですが、もし届いたらその味をぜひお楽しみください!
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