受け継がれる棚田再生プロジェクト
          ~茨城県つくば市~
          9月、らでぃっしゅぼーやスタッフ有志による「つくば棚田里山再生プロジェクト」の田んぼで稲刈りを行いました。
          
          今年は強力な助っ人が登場!昨年まで使っていた中古コンバインが壊れてしまったので、メンバーが出資して新たに小型コンバイン(これも中古)を購入しました。
        
 
          多機能な小型コンバインで大助かり!
          棚田のような入り組んだ田んぼでも小回りがきき、端まで刈り取ることができます。そのまま穂からもみを外してくれて(脱穀)、最後にはシャワーのように米袋に入れることができ…とても便利!
          
          これまでの重労働が軽減され、文明の利器に現場では感嘆の声があがります。
          
          もちろんすべての場所に機械が入れるわけではないので、そこは私たち手刈り部隊の出番。
        
 
          子ども手刈り部隊も大活躍!
スタッフ、会員さんとそのお子さんたちで、たわいもない話をしたり、田んぼの生き物を探したりしながら稲穂のじゅうたんを一掃しました。
 
          5月の田植えの際も、子どもたちは生き物観察に夢中でした
6年ぶりに参加した私。「あれ、久しぶりですね?」といつも手伝いにきてくださる会員さんと再会。ここでしか会えない方々と交流できるのも醍醐味のひとつです。
 
          
        
          今年は過去一番の豊作でした!
          順調にコンバインを走らせていましたが、異音がしてストップ。みんなで分解したり再起動したりしたものの、センサーの調子が悪いようで、走りだすとすぐに異音が鳴ってストップしてしまいます。中古の機械にはこういうことがよくあります…。
          
          仕方ないので作戦変更!田んぼに散らばった稲穂を手で拾い集め、脱穀機に入れます。
        
 
          散らばった稲穂
湿った稲穂は向きを揃えるのも一苦労。せっかく作った米、ひと粒たりとも無駄にはすまいと、落ち穂を集めます。機械の有無で、時間も、収穫量もこうも変わるのか、とその偉大さを痛感しました。
 
          手作業と機械では作業効率が雲泥の差!
このつくばの棚田でとれたお米は、ここ数年はこども食堂などに合計300㎏をおすそわけしています。棚田の活動に取り組む先輩たちの「子どもたちのためになるように役立ててほしい」という想いと共にお届けしています。
 
          おすそわけ先の食堂のひとつ、板橋区の「地域リビングプラスワン」
 
          棚田のお米を食べてピース♪
昨今、お米が高騰してクローズアップされていますが、らでぃっしゅぼーやのスタッフが棚田再生を始めたのは2007年ですが、実はその前から、茨城県あゆみの会の田んぼを借りて約30年近く農薬も肥料も使わない米づくりを続けていました。
 
          
        
          平日仕事をしながら週末田んぼに通い、草取りをしたり、イノシシに崩された畔を直したり、壊れた農機具を修理しながら、農薬も肥料も使わないお米づくりを続けています。
          
          もはやどちらが本業かわからないくらい田んぼに尽くし(笑)、オフィスよりも棚田で会うことの方が多い先輩たちは、一番身近な生産者でもあります。
        
 
          雨の日も嵐の日も、毎週都内からつくばまで足を運ぶ先輩たち
          地道な取り組みですが、生態系から子どもたちの未来まで考え、自ら実行に移し、継続している、心から尊敬すべき存在です。
          
          みんなで協力すること、収穫の喜び、自然から学ぶ物事の本質、食べ物を作る尊さなど、棚田には大切なものがたくさん詰まっています。
          
          先輩方とともに体を動かしながら多くのことを学び、その想いやマインドが私たちスタッフに受け継がれています。
        
棚田アルバム
棚田は、スタッフやそのこどもたちが自然と触れあう場所としても活躍しています。とても豊かな自然が保持されています。
 
          
         
          
         
          
         
          
         
          
         
          
         
          
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