仲間との結束を力に
~九州生産者交流会 in 島原~
西日本では記録的な早さでなんと6月に梅雨梅雨が明けてしまいました。春先は順調だった野菜も、急激な気温と湿度の上昇で生育に影響が出てきています。
そんななか、数年ぶりに長崎県島原市で「九州生産者交流会」を開催しました。島原半島を中心に沖縄や福岡からも、若手からベテランまで約40名が集合しました!

島原は、雲仙普賢岳からなる火山灰土や半島ならではの温暖な気候で農業が盛んな地域
長有研の西田さんは「会えるのを楽しみに、朝4時に起きて田植え終わらせてから駆けつけたよ!」と仲間たちとの久しぶりの再会に笑顔を見せてくれました。
今回は「人手不足」「干ばつ対策」「新品種」の3テーマで勉強会を開催しました。
テーマ①「人手不足」
農業現場の人材不足問題に取り組む株式会社Life Labより講師を招き、さまざまな地域や経営スタイルに応じた人材確保や育成方法のポイントを学びました。

実際に人手不足で収穫や拡大をあきらめたり、生産者自身の過剰労働などに直面しているという声もあり、われわれも共に考え取り組むべき深刻な問題だと再認識しました。
テーマ②「干ばつ対策」
干ばつ対策としては、新しい有機JASの資材"EFポリマー”が紹介されました。
果物の皮や搾りかすなど、従来廃棄されていた作物からうまれた、植物由来100%の吸水ポリマー。土に混ぜて使うことで、保水力があがります。水不足などの厳しい環境下でも収穫量の向上につながるというので、生産者も興味津々。
昨シーズンに根菜類が大不作だった島原の生産者は試験導入にも前向きで、真剣にメモを取り聞いている姿が印象的でした。

テーマ③「新品種紹介」
関西の生産者集会でもお世話になった、種苗会社タキイ種苗より、機能性表示野菜や九州地域に合うかぼちゃやオクラなどの新品種を紹介いただきました。
「作ってみたい!」「刺激になった」とベテラン生産者からも質問や意見交換が活発に行われました。

昨年の「関西生産者集会」でもタキイ種苗研究農場を訪問しました
その後の懇親会では、ながさき南部生産組合の50周年、沖縄県の有限会社真南風の30周年記念にトロフィーを贈呈。

50周年記念のトロフィーを受け取ったながさき南部生産組合代表の中村さん
真南風の代表坂本さんは涙を浮かべながら「島原に来てよかった、これからもみんなで頑張っていきましょう!」と結束を新たに呼びかけてくれました。

30周年を迎えた真南風(まはえ)代表の坂本さん
生産者同士の横のつながり・結束力が、らでぃっしゅぼーやらしさでもあり強みです。存在意義のひとつであることを改めて実感しました。
もちろん生産者の一番の原動力である、お客様の声も共有しました。このような機会を継続し、みんなで共有しながら団結力を高めることが、さまざまな問題に立ち向かう第一歩になると信じています。今後もお客様からのお声をお待ちしています!
~真南風・島原の生産者~
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~生産者集会~
開催!果樹生産者との交流会(2025/3/14)
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