「おいしい副産物」シリーズで目指す、工場のフードロス削減

ふぞろいが生まれる現場

「おいしい副産物」シリーズで目指す、
工場のフードロス削減

お豆腐を作ると「おから(大豆の搾りかす)」が出てくるように、加工品の製造過程ではさまざまな「副産物」が生まれます。副産物の中には工夫次第でおいしく食べられるものも多いなか、活用しきれずに廃棄され、「工場のフードロス」になってしまうものも。「おいしい副産物」シリーズでは、工場で生まれる副産物に埋もれた魅力を発掘し、「副」から「福(新たな食材の価値)」を楽しむ商品として販売することで、工場のフードロス削減を目指します。

梅干しの初物(はつもの)を楽しみながら922㎏のフードロス削減へ

梅の収穫最盛期は6月。そのため、一般的に梅=梅雨というイメージがありますが、「梅干し」として世の中に初物(はつもの)が流通するのは、秋からが本格シーズン。らでぃっしゅぼーやで扱う梅干しは、国産の梅を使い、着色料やうま味調味料など無添加で仕込んだ“昔ながらの酸っぱい梅干し”として毎年ご好評いただいています。今年はその梅干し作りに際して発生しているフードロスに着目し、初物シーズンだからこそ味わっていただきたい、梅の新たな楽しみ方をご紹介します。今シーズンの販売で922㎏のフードロス削減を目指します。 ※梅干し作りの副産物と、規格外の梅干しの合計レスキュー量として

国産の梅と紫蘇を使って昔ながらの梅干し作りを手掛ける奈良の老舗メーカー「王隠堂」の皆さん
国産の梅と紫蘇を使って昔ながらの梅干し作りを手掛ける奈良の老舗メーカー「王隠堂」の皆さん

あれもこれも、個性を生かしておいしく変身!

梅干し作りの経験者にはお馴染みですが、梅干しを作る工程で、風味をつけるための「もみ紫蘇」や、塩に漬かるにつれて出てくる「梅酢」など、梅干しそのもの以外の副産物が生まれます。「もみ紫蘇」は、梅の風味が含まれ香り高く他の食材との組み合わせ次第でおいしさを引き立てる名わき役として、「梅酢」は、爽やかな酸味と美しい色合いとで、お料理をランクアップさせる調味料として、本来どちらもおいしく食べることができる食品です。

今回は副産物だけでなく、キズや皮の破れ、変色など、梅干しそのものの「規格外品」が混ざった不選別商品も販売
今回は副産物だけでなく、キズや皮の破れ、変色など、梅干しそのものの「規格外品」が混ざった不選別商品も販売

本来食べられるはずの「もみ紫蘇」や「梅酢」は、これまでもメーカーの努力で様々な製品に活用したり、副産物そのものを商品として販売したりしてきましたが、認知の低さや使い勝手の課題などですべてを販売することはできず、結果、余ってしまった分は廃棄されてきました。今回は、らでぃっしゅぼーやがこれらの廃棄されていた「もったいない副産物」を様々な角度でお楽しみいただける商品として徹底的に活用します。

梅干しを漬けているところ。たっぷりのもみ紫蘇と、大量の梅酢が副産物に
梅干しを漬けているところ。たっぷりのもみ紫蘇と、大量の梅酢が副産物に
梅酢を活用したらでぃっしゅぼーやオリジナルの「野菜なんでもピクルスの素(もったいない赤梅酢)」=写真左前 は、どんな野菜でも切って入れるだけの手軽な合わせ調味料。淡いピンク色に、酸っぱ可愛く漬かります。食卓に出すだけの大根のお漬物やガリなど、一品あると嬉しいお惣菜も開発しました。もみ紫蘇を活用したふりかけは、風味がよくついご飯をおかわりしたくなる味わいです=写真右奥
梅酢を活用したらでぃっしゅぼーやオリジナルの「野菜なんでもピクルスの素(もったいない赤梅酢)」=写真左前 は、どんな野菜でも切って入れるだけの手軽な合わせ調味料。淡いピンク色に、酸っぱ可愛く漬かります。食卓に出すだけの大根のお漬物やガリなど、一品あると嬉しいお惣菜も開発しました。もみ紫蘇を活用したふりかけは、風味がよくついご飯をおかわりしたくなる味わいです=写真右奥

副産物の世界をもっと楽しもう

「ふぞろいRadish」では、梅干しシリーズの他にもさまざまな副産物の活用商品の開発に取り組んでいます。ごま油の製造で生まれる副産物「ごまの搾りかす」や、柑橘ジュースの製造で生まれる副産物「搾汁後の皮」、カット野菜の製造で生まれる副産物「カット野菜の“じゃないほう”」など。

ごまの搾りかすから生まれた「もったいないごま菓子」
ごまの搾りかすから生まれた「もったいないごま菓子」
搾汁後の皮から生まれた「もったいない瀬戸内レモンベーグル」
搾汁後の皮から生まれた「もったいない瀬戸内レモンベーグル」
カット野菜の“じゃないほう”から生まれた「もったいないしいたけの軸天」
カット野菜の“じゃないほう”から生まれた「もったいないしいたけの軸天」

「ふぞろいRadish」では、この先もさまざまな「もったいない副産物」に着目し、その魅力を広める商品の開発に力を入れて、工場のフードロス削減を目指します。今までわき役だっただけに馴染みのなかった素材との新たな出会いに、ご期待を!

国産の梅と紫蘇を使って昔ながらの梅干し作りを手掛ける奈良の老舗メーカー「王隠堂」の皆さん
国産の梅と紫蘇を使って昔ながらの梅干し作りを手掛ける奈良の老舗メーカー「王隠堂」の皆さん
今回は副産物だけでなく、キズや皮の破れ、変色など、梅干しそのものの「規格外品」が混ざった不選別商品も販売
今回は副産物だけでなく、キズや皮の破れ、変色など、梅干しそのものの「規格外品」が混ざった不選別商品も販売
梅干しを漬けているところ。たっぷりのもみ紫蘇と、大量の梅酢が副産物に
梅干しを漬けているところ。たっぷりのもみ紫蘇と、大量の梅酢が副産物に
梅酢を活用したらでぃっしゅぼーやオリジナルの「野菜なんでもピクルスの素(もったいない赤梅酢)」=写真左前 は、どんな野菜でも切って入れるだけの手軽な合わせ調味料。淡いピンク色に、酸っぱ可愛く漬かります。食卓に出すだけの大根のお漬物やガリなど、一品あると嬉しいお惣菜も開発しました。もみ紫蘇を活用したふりかけは、風味がよくついご飯をおかわりしたくなる味わいです=写真右奥
梅酢を活用したらでぃっしゅぼーやオリジナルの「野菜なんでもピクルスの素(もったいない赤梅酢)」=写真左前 は、どんな野菜でも切って入れるだけの手軽な合わせ調味料。淡いピンク色に、酸っぱ可愛く漬かります。食卓に出すだけの大根のお漬物やガリなど、一品あると嬉しいお惣菜も開発しました。もみ紫蘇を活用したふりかけは、風味がよくついご飯をおかわりしたくなる味わいです=写真右奥
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