沖縄にしかできない、ひと足お先の“旬”野菜。 沖縄百姓の会のみなさん

2017.3.20

日本の食文化をより魅力的なものにしているのは、その季節にだけ楽しめる旬の味。
南北に長い日本列島で始まる旬野菜の味覚レース。トップバッターを飾るのは沖縄です。
この地ならではの風土・環境でしか作れないひと足早い旬の味。その魅力をご紹介します。

おいしさの秘密は、
晴れない空と気難しい土。

最近は、季節に関係なく野菜を入手しやすくなったとはいえ、旬のおいしさは格別のものがあります。出回る野菜の種類と量が寂しくなるこの時季。ひと足早く食べごろの春・夏野菜を私たちに届けてくれるのが沖縄です。
沖縄といえば、照りつける太陽!野菜は一年中ぐんぐん育つようなイメージがありませんか?でも、1〜3月の沖縄はどんより曇り空が続くのが恒例。実は、この晴れない雲こそ、強すぎる太陽の日差しを和らげ、野菜の成長を優しくサポートしているのです。

そして、サンゴ礁が隆起してできた沖縄は土も独特。特に沖縄本土の南に広がる「ジャーガル」と呼ばれる土はミネラルが豊富。沖縄ならではのおいしい野菜を作るのに、なくてはならない存在です。

沖縄ならではの野菜は、
沖縄の土と人が育てる。

沖縄の野菜は数あれど、一度は食べていただきたいのが「ジャーガルちぐさ」です。食感と味は抜群なのに、栽培効率の悪さから激減したピーマン「ちぐさ」を、沖縄の「ジャーガル」で育てたい…そんな、らでぃっしゅぼーやの好奇心と生産者の心意気が意気投合!試行錯誤を経て復活を遂げた野菜です。
元々「ちぐさ」は、肉厚で実も大きい品種。ジャーガルのメリットをいかし、過酷な環境で育てることで、さらに実は充実。いつものピーマンとはまるで違うと、評判です。

もう一つのおすすめが「紅緋のトマト」。ちょっと小ぶりですが、かじると皮はパリッと弾け、絶妙なバランスの酸味と甘みがふわっ、ジュワッ。沖縄の日差しが引き出したトマト本来の味は、トマトのイメージを一変するおいしさです。

若手も元気に活躍中。
沖縄野菜の作り手たち。

ひと足早い旬でプレミアム感がある、らでぃっしゅぼーやの沖縄野菜。この味が生み出せるのは、「もっとおいしい野菜を作りたい」と、切磋琢磨する人がいるからこそ。

「沖縄百姓の会」は、そんな熱い想いを持つ人が集まるグループ。代表の上地聴さんは、自らの畑を耕しながら、後進への指導も熱心。メンバーから厚い信頼を集めます。最年少の諸見謝(しょみじゃ)慎さんは、名生産者だった父の背中を追う日々。「最近、母から『野菜がお父さんの作るものに似てきたね』と言われのが嬉しい」とニッコリ。農業歴12年にして、次世代を担う生産者として期待される金城義幸さんは奥様の友恵さんと二人三脚で畑を守ります。
土と気候、人の力なくしては生まれない沖縄野菜。この季節限定のおいしさです。

つくり手こだわりの商品

※時期の関係でお取り扱いがない、もしくは販売終了している場合がございます。予めご了承ください。

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