カット野菜の常識を超えた鮮度が自慢の10分キット グリンリーフ株式会社 キット惣菜課 村山一枝さん(左)/青池昇さん(右)

2017.6.26

らでぃっしゅぼーやのおいしさはそのまま、手軽に調理できると人気の『私が仕上げる10分キット』は、切ったばかりのような野菜の食感が自慢です。
らでぃっしゅぼーやと二人三脚で開発してきたグリンリーフを訪ねました。

「工場でつくる」というより
「農家が手作り」している

赤城山の山麓、800mの準高原地帯に広がる森と畑。グリンリーフ(株)は、ここでこんにゃく芋や野菜を有機で育て、農場内の加工場でこんにゃくや漬け物などに加工しています。
『10分キット』もここで作られて材料は、グリンリーフの関連会社の「野菜くらぶ」の採れたてを中心に、らでぃっしゅぼーやの生産者の野菜を使用します。

「目の前の畑で採った野菜を、夜のうちに加工・冷蔵しているんですよ。それにここは首都圏まで2~3時間程度。畑から家庭の冷蔵庫までが近いんです。
それに加えて、キットの作り手は野菜の扱いを熟知している我々農家です。山の伏流水で野菜を洗ったり、野菜の細胞を壊さずにカットする機械を導入したりと、“野菜がおいしいね”と言っていただけるよう、工夫を重ねてきました。工場でラインを動かすというよりは、料理の下ごしらえをしている感覚に近いと思います」
惣菜キット課の青池昇さんは、おいしさの理由をこう話します。

野菜にも、ソースにもこだわり抜いた、らでぃっしゅぼーやの「私が仕上げる10分キット」

ラインの作業には
主婦の知恵も生かされて

青池さんに深夜の加工場を案内していただきました。10分キットのアイテム数は、年間60アイテムほど。季節によって扱う商品は変わります。一晩に作るのは10アイテム程度で、朝までに野菜の洗浄やカット、ボイルなどを行い、必要個数の袋詰め作業を完了させます。
「キットによってカットの仕方や野菜の組合わせ、分量も変わります。間違うのは論外ですが、前に作ったキットの野菜の混入も許されないので、野菜を洗う順番や、野菜を量る順番など、1つひとつ工夫してきました」と語るのは、ラインの陣頭指揮をする村山一枝さん。キット立ち上げからラインづくりに関わってきました。野菜の鮮度とおいしさを生かす効率的な作業には、彼女の女性目線と感性が随所に生かされています。

らでぃっしゅぼーやの
おいしさ基準はそのままに

10分キットは、らでぃっしゅぼーやがグリンリーフに協力を依頼して実現しました。らでぃっしゅぼーやの基準は変えず、まな板も、調味料も不要で10分以内ででき、時短したぶん家族との時間が増える——そんなコンセプトに共感してくれたのです。

取材当日も、らでぃっしゅぼーやの商品開発担当者がここを訪ね、共同でキットの改良に取り組んでいました。「ご年配の会員さんから働く世代まで、ご愛用者が広がってきました。家族のコミュニケーションを応援するというコンセプトで生まれた商品なのでうれしいです。既存のキットの改良と並行して、これからはより健康づくりを意識したキットも開発していく予定です」(開発担当・東海林園子)

畑をのぞむキッチンから、新しいおいしさをお届けする日も近そうです。

グリンリーフのキッチンで、らでぃっしゅぼーやの開発担当者と試作中。

おいしさのヒミツ

グリンリーフのこだわり

  • 赤城山の山麓に広がる小松菜畑。グリンリーフの小松菜、ほうれん草は有機JAS規格です。

  • ずらりと並んだ試作品。ここから商品化されるのはごくわずか。

  • 酢豚の野菜をカットして、ゆで時間を調整。

  • すべての袋に同量ずつ入るよう、野菜ごとに量って最後に1つにまとめる。

  • 野菜と合わせる肉や魚、ソースも1つひとつが厳選素材。

つくり手こだわりの商品

※時期の関係でお取り扱いがない、もしくは販売終了している場合がございます。予めご了承ください。

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