1株から親ツル1本1果のみ収穫の雪化粧かぼちゃ
北海道士別市「おいしい北海道の会」
岡田さんの雪化粧かぼちゃ作り
【5月下旬】発芽
外はまだまだ寒い中、ハウスの中での
温度管理、水分管理。
一つのミスで苗を全滅させてしまう
目が離せない時期です。
暑さが好きなカボチャ、でも夏に栽培するには、
寒い春に播種しないといけません。
【6月初旬】本葉
まだハウスの中。
夜はハウスを閉めて、天気の良い昼間は
換気をして温度調整。
同時に畑の準備も終えておかないといけません。
【6月中旬】本葉が3枚程度でいよいよ定植
この時期は、天候を見ながらの作業に追われます。
苗が伸びすぎないよう、気を使います。
雨が降って、畑に適度な湿り気があると助かります。
【6月下旬】定植して一週間
ここでしっかりと根が張っていれば、まずは一安心。
この時期に干ばつなどがひどいと苦労します。
年によっては、1株1株、水を与えることもあります。
面積は数ヘクタールを超えます。
【7月上旬】ツルが一気に伸びる時期
1日で10~20cm程度どんどん伸びます!
ツルを真っすぐに伸ばす整枝作業、
1株1本にするための子ツルの除去作業。
生育が早いため、作業を追いつかせるのが大変です。
【7月下旬】
この時期、理想的な着果させたい
場所(節)に雌花を咲かせます。
ここで長雨などがあると、
思った場所に玉を
着けることが難しくなってしまいます。
こればかりは天候にたよるしかありません。
【雌花と雄花】ハチが受粉してくれるため、長雨が大敵!
一果採り雪化粧は、1ツルに2~3個咲く雌花を
最終的に1つのみ着果させます。
つまり、たくさん生えてしまうツルを1本に限定し、
限定した1本のツルに咲く2~3の雌花を、
さらに1つに限定させるのです。
【8月下旬】1本に1果のみのカボチャが肥大中
品質、歩留まり向上のため、1果1果に皿を敷きます。
皿敷き作業に圃場へ入ると、樹を痛めつけてしまい、
枯れ上がりが速くなるというデメリットもあります。
大きさはこのくらいで止まり、この後は内部への
デンプンが貯えられていきます。
【9月中旬】十分にデンプンを蓄えたカボチャ
カボチャへの養分を送り終え、
葉も一気に枯れ上がってきます。
朝晩もぐっと冷え込み、いよいよ収穫です。
【9月中下旬】乾燥
ツルからカボチャを切り取り、
切り口を南に向けて乾燥させます。
収穫~乾燥のこの時期、
晴れが続くことが少なく、苦労します。
【10月】収穫後・乾燥
温度管理をしたハウスの中で
40~50日寝かせます。
この作業により、十分なデンプンが糖化します。
すぐに出荷するより、歩留まりは大きく落ちますが、
デンプン由来のホクホク感、糖化することにより
生み出されるしっとりとした甘味。
この寝かせる工程がとても重要なのです。
【集荷】
【配送】
【お届け】
【調理例】
一果採り雪化粧かぼちゃ
お買い上げありがとうございました。