スローフードレシピ
「スローフード・クリスマス・ディナー」の食材の素顔をご紹介
食べものの向こう側にはかならず、つくる人や風景、そしてさまざまな物語があるもの。スローフードと言わなくても、"心の底からおいしい"って、家族や仲間、大切な人と食卓を共にして、すべてを愛おしく感じること、なのかもしれません。
ヘンな野菜はおいしい伝統野菜?
世の中にはオンリーワンがいっぱい!
知られていない、地域それぞれの野菜に、それぞれのおいしさを見つける旅
農産の出張で出合ったヘンな形の野菜に感動してきた元編集長、ウシオダ。実はそのヘンな野菜は地域の伝統野菜や個性あふれる生産者とのドラマがありました。効率の究極の姿が遺伝子組み換え食品ならば、「いと愛づらし名菜百選」はその"マ逆"!ともいえる日本全国オンリーワン探し。効率が悪くてもおいしい野菜は、残るのです。
野菜 いと愛づらし名菜百選
生産者:らでぃっしゅぼーやと全国の生産者
いと愛づらし野菜のひとつ「雲仙こぶ高菜」は2005年スローフード味の箱舟国際認定。らでぃっしゅぼーやの働きかけで息を吹き返しました!
棚田とお酢の深〜い関係
お米が田んぼで過ごした季節が、蔵の時間に溶け込んで、優しさあふれる旨味、本当のお酢の味わいを支えます。
味噌、醤油、お酢は、日本伝統の調味料。
本来のお酢は、その製造工程で、酢酸だけでなく、アミノ酸やさまざまな成分が加わって、独特のおいしさに仕上がります。そのおおもとは、お米の出来や、蔵で一年半もかけて熟成していく季節の巡り、土地それぞれの気候風土。
飯尾毅さんは、地元の棚田から生まれるお米を原料に、こつこつと手間と時間をかけた、"ほんとうのお酢"の製造にこだわり続けています。味はとてもマイルド。
お酢 富士酢
生産者:飯尾毅さん(京都府 飯尾醸造)
商品カタログ『元気くん』でおなじみ、長い年月をかけて作られる富士酢。この思いは2002年、イタリアスローフードの旅、50年もののバルサミコ酢との出合いで確信に変わりました。
ルーツは海のお母さん?
使い方無限大、アンチョビ代わりにオリーブオイルやにんにくと合わせれば、 おいしい和風イタリアンに!
"ごまだし"は、大分の海の街、佐伯で大ブレイク中のフシギ系調味料。ゆがいたうどんに載せて熱湯を注ぐと、湯気までおいしい名物"ごまだしうどん"に。これってファストフード? でもシンプルな"その土地ならでは"の食。漁師のかあちゃんたちの智恵だとか。
フシギ系調味料 ごまだし
生産者:やまろ渡邉(大分県佐伯市)
宅配の会員様向けにほぼ月に2回お届けしている地域フェアは伝統やおいしい! をキーワードに提案し続ける"地方の食"のオモシロ企画。ごまだしは「九州フェア」にてご紹介。
おいしい牛肉ならコレ!
ほど好いかみごたえ、食欲をそそる香り、霜降りにはなりにくいが赤身に凝縮されたジューシーな旨味!
効率性を求めて育てられる他の和牛(※1)とは異なり、母子いっしょに放牧、お日様と牧草だけで育つたんかく牛。
海に昆布の小船、岬の山で牛たちが草を食む姿は、生産者高橋さんの住むえりもの夏の風物詩。昆布漁師でもある高橋さんが育てるたんかく牛は、昔ながらの育て方でその地域の景観も含めた"おいしさ"を提供し続けています。
牛肉 日本短角種
生産者:高橋祐之さん(北海道)
日本短角種は、品種の希少性とそのおいしさ、地域文化の継承の観点から、2005年、国内初のスローフード味の箱舟」国際認定。
※1 日本の和牛は、霜降り肉で生産量が高い黒毛和種のほか、東北・北海道でわずかに飼育される日本短角種、九州・四国で飼育される褐毛和種、山口県の無角和種の4種。乳用種は、ホルスタインなどの雄牛を肉用に肥育し流通している。国産牛表示のものはコレ。
一園逸茶(いちえんいっちゃ)って?
奥深い味わい。ぜひ急須で味わって!
らでぃっしゅぼーやがご紹介するお茶は、栽培した生産者が製茶もする「自園自製」が基本。だから畑ごとの違い、茶園や品種ごとの個性がわかる。この考えはワインと同じ! と、静岡有機茶農家の会の皆さんは"一園逸茶"(※2)と銘打ってスローフード協会とも積極的に交流を深め、ヨーロッパで大きな評価を得ています。

お茶 自園自製の有機栽培茶
生産者:静岡有機茶農家の会(静岡県)
素性のはっきりしたお茶は、淹れ方のコツさえわかれば味の違いもわかって、ホントに楽しい嗜みです。
※2 一園逸茶の詳しい内容はウェブサイト「一園逸茶……日本の有機自園茶を広めよう!」をごらんください

