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担当者のこだわりインタビュー「人々の協力が、安心で美味しい製品を作る」

協力をしあって美味しい製品づくり

川本 あかね

加工食品を担当しています(インタビュー時2007年)。加工食品の製造は、添加物を入れないと製造が難しいものや、大量に生産しないと採算が合わないもの、また、理想的な材料があっても設備がない、あるいはその逆の状態など、農産品の生産とは別の難しさがあります。その中で、ひとつでも会員さんに喜んでもらえる商品を作るために、それらの問題をひとつひとつ、同僚やパートナーのメーカーさん達とノウハウや情報を共有し合ってクリアしていくんです。

例えば、原料の野菜が見つからなければ農産チームのアイディアを借ります。ひとつの野菜でも、時期によって生産される地域や価格も変動していきます。また、原料が確保できても、皮をむいたり、煮たり、焼いたりする一次加工が、設備や人数の関係でできない工場もあり、その部分だけ、別のメーカーさんにお願いすることもあります。

商品によっては、構想から出荷に至るまでに、1〜2年かかることもあります。そんな商品が完成したときの喜びはひとしおですね。

こだわりを持った美味しさづくり

民田茄子のからし漬け

定番の商品、伝統の商品もこだわりをもって製造しているものばかり。

秋口に季節限定で発売する「民田茄子のからし漬け」は、生産者みずからが栽培期間中、農薬を使わずに栽培した民田茄子を、同じく自分達で栽培期間中、農薬を使わずに栽培したからし粉で漬けたもの。現在は国産のからし自体が大変貴重です。純粋な国産からしは辛さの中にも甘さがあり、そして香り高い。鼻にささるような「ツン」ではなく、優しく「ツン」とくるんですよね。お客様にもとても好評です。

豆腐の製造にもこだわりがあります。遺伝子組み替えされていない国産大豆を使うのはもちろんですが、にがりも国産、天然のものを使用しています。

安全性もさることながら、やはり天然のにがりは大豆の甘みを一番おいしく引き出してくれるんですよ。なのですが、天然にがりは扱いが難しく、豆乳の温度や、合わせるタイミング、混ぜ具合など、熟練した職人のカンを必要とします。その見極めができる職人さんが、残念ながら最近少なくなってきているそうです。毎日食べるものですから、安心して美味しいものを提供していきたいですね。

試食も真剣に。妥協はナシ

加工品

ひとつの商品を作る時には、何回も試食を繰り返したり、他社の類似商品なども食べくらべをします。試作をするメーカーさんも、毎回真剣に作っていただいているので、こちらも毎回真剣に試食しています。週に何度も同じものを食べたりすることもありますね。

商品のトレンドも若干は意識しますが、なによりも品質の良さ・味の良さにこだわっていきたいと思っています。

 

ふとしたおしゃべりから新製品も

新商品の開発は、様々なパターンがあるのですが、先日は、ある豆腐メーカーさんでの雑談のなか、工場長さんが、「ざる豆腐で湯豆腐すると美味しいよ」と何気なく話されたんです。毎日お豆腐と向き合っている方がオススメしている食べ方ですから、美味しいに違いない。ならば、「湯豆腐のためのざる豆腐」をつくっちゃいましょうよ!とトントン拍子に商品化が決定。ごく稀なんですが、そんなこともあるんです。

以前、某老舗メーカーの社長さんが仰っていたのは、「らでぃっしゅぼーやと我々の関係は、取引ではなく取組である」と。確かにそうなんです。商品をやり取りするだけの取引ではなく、時には一緒に悩み、意見を出し合い、商品を作り出していく、信頼関係の上に成り立つ取組。そのような観点から考えると、らでぃっしゅぼーやはメーカーさんとのお付き合いの仕方がちょっと変っているかもしれませんね。

これからもパートナーのメーカーさんとしっかりした信頼関係を築いて、仕事以外の話からも新しい発見、新しい商品を作っていきたいですね。

 
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