赤ちゃんの食事をサポート

離乳食のきほん

母乳やミルクで育っている赤ちゃんが、成長にしたがってたりなくなる栄養を補っていくのが離乳食。大人と同じように食べられるようになるための練習です。
離乳食ははじまりのサインを見つけてから
一般的に、生後5ヶ月になったら離乳食をはじめる頃と言われています。しかし月齢はあくまで目安。実際に離乳食をはじめるかどうかは赤ちゃんが発しているサインを見極める事がポイントです。
また、離乳食をはじめる時は赤ちゃんの機嫌がよく、気持ちが安定しているときを選んであげる事も大切です。
赤ちゃんのサインをチェック!
  • チェック!生後5ヶ月は過ぎていますか?
  • チェック!首はすわっていますか?
  • チェック!よだれはよく出ていますか?
  • チェック!大人が食事をしていると、口を開けたり
    もぐもぐしたり、食べ物に興味を示していますか?
  • チェック!スプーンなどを口に入れても舌で
    押し返えすことが少なくなりましたか?
きほんのおかゆの作り方
おかゆは離乳食にぴったりの主食の基本。水の量を変えてかたさを調節すれば、成長に応じたおかゆが作れます。おかゆは1食分を鍋で作ると焦げつくので、まとめて作って、冷凍しておくと便利です。 おかゆ
お米から作る

1 米をとぎ、厚手の鍋に入れる。
分量の水を加え、
30分ほど吸水させる。

2 中火にかけ、沸騰したら弱火
にしてふたをし、50分ほど炊く。

3 火を止め、10分ほど蒸らす。

ごはんから作る

1 厚手の鍋にごはんと水を入れ、
ごはんをほぐす。

2 中火にかけ、沸騰したら
弱火にしてふたをし、
20分ほど炊く。

3 火を止め、10分ほど蒸らす。

●おかゆの水加減

米から作る場合
(米:水)
ごはんから作る場合
(ごはん:水)
10倍がゆ 1 : 10 1 : 5
7倍がゆ 1 : 7 1 : 3
5倍がゆ 1 : 5 1 : 2
3倍がゆ 1 : 3 1 : 1.5
軟飯 1 : 2 1 : 1

※10倍がゆは、粗熱がとれたらミキサーなどでなめらかになるまですりつぶすか、ごはんと湯に分けてごはんをすり鉢ですりつぶして湯をもどして作ります。※7倍がゆのはじめの頃は、ごはんの粒を軽くつぶすと食べやすいです。

スープやだしの使い方

離乳食の始めの頃は基本的に味付けをしません。離乳食をだしやスープで作るとうまみがプラスされて、おいしさがアップ。昆布だしや野菜スープから始めてみましょう。

野菜スープは…

キャベツ・玉ねぎ・にんじんなどの野菜を水で20分ほど煮て、キッチンペーパーでこしたものです。

市販品のブイヨンは、塩分が追加されているので、離乳食に使用するのは控えましょう。

フリージング&ストック方法

離乳食は多めに作って冷凍しておくと便利。離乳食の形状やかたさに 合わせた小分け法でストックしておきましょう。

  • ペースト状は…冷凍用保存袋に入れて密閉し、すじ目を入れる。
  • スープやだしは…製氷皿で冷凍して冷凍用保存袋へ。
  • 半固形のおかゆは…シリコンカップで冷凍させてから冷凍用保存袋へ。
時期別の食品をチェック

赤ちゃんは時期によって、食べにくいものや食べない方がよいものがあります。
各食品の食べられるタイミングや特長を知っておきましょう。

*初めての食材を与える時は1日に1種類ずつ、1さじから始めましょう。
この表はあくまでも目安です。赤ちゃんの発達には個人差があるので、様子を見ながら進めましょう。

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監修:松尾みゆき先生

管理栄養士・料理研究家。健康と料理をテーマに、食全般のコーディネーターとして活動。書籍や雑誌、テレビなどを中心に活躍中。

時期別の食品をチェック

赤ちゃんの食べられるタイミングや特長を、下の表で食品ごとにチェック!

初めての食材を与える時は1日に1種類ずつ、1さじから始めましょう。
この表はあくまでも目安です。赤ちゃんの発達には個人差があるので、様子を見ながら進めましょう。

  • ・・・5~6ヵ月頃
  • ・・・7~8ヵ月頃
  • ・・・9~11ヵ月頃
  • ・・・1才~1才半頃
  • 〇・・・そろそろ与えてもよい
  • △・・・場合によってはNG
  • ×・・・与えない
【穀物】 食べさせ方、食品の進め方のポイント
10倍がゆからからごはんまで、徐々に水分量を減らしていきます。
食パン アレルギーの可能性があるので、様子をみながら少量から始めましょう。
うどん アレルギーの可能性があるので、様子をみながら少量からスタート。ゆでうどんは塩分が多いので、下ゆでして。
そば × × × アレルギーの可能性があるので、様子をみながら少量から始めましょう。
もち × × × × のどにつまらせる心配があるので、NGです。
スパゲッティー・マカロニ × × アレルギーの可能性があるので、様子をみながら少量から始めましょう。
そうめん・冷麦 × アレルギーの可能性があるので、様子をみながら少量からスタート。塩分が多いので、やわらかくゆでた後に水洗いを。
【肉類】 食べさせ方、食品の進め方のポイント
鶏ささみ肉 × アレルギーの可能性があるので、様子をみながら少量から始めましょう。
鶏むね肉 × アレルギーの可能性があるので、様子をみながら少量から始めましょう。
鶏もも肉 × × × アレルギーの可能性があるので、様子をみながら少量から始めましょう。
豚肉(赤身) × × アレルギーの可能性があるので、様子をみながら少量から始めましょう。
牛肉(赤身) × × アレルギーの可能性があるので、様子をみながら少量から始めましょう。
レバー × × アレルギーの可能性があるので、様子をみながら少量から始めましょう。
ハム・ソーセージ × × × アレルギーの可能性があるので、様子をみながら少量から始めましょう。
【魚介類】 食べさせ方、食品の進め方のポイント
刺身全般(生食) × × × × 生食は細菌の感染や寄生虫の心配があるのでNGです。
しらす干し 塩分が多いので塩抜きしましょう。
鯛・ひらめ・カレイ 刺身用を利用して調理すると便利です。
たら × 塩漬けのものではなく、生タラを選びましょう。
まぐろ・カツオ × まぐろは赤身を選びましょう。
× 鮭は生鮭を選んで。アレルギーの可能性があるので、様子をみながら少量から始めましょう。
あじ・いわし・さんま × × 小骨が多いので、刺身用を利用すると便利です。
さば × × アレルギーの可能性があるので、様子をみながら少量から始めましょう。
カキ・ほたて × × 新鮮なものを十分に加熱をしましょう。
エビ・カニ・いか × × × アレルギーの可能性があるので、様子をみながら少量から始めましょう。
イクラ・たらこ × × × × 塩分が多く、生食なのでNGです。
ツナ水煮缶 × ノンオイル・食塩無添加を選びましょう。
【卵・大豆類】 食べさせ方、食品の進め方のポイント
× しっかりと加熱したものを与えて。アレルギーの可能性があるので、様子をみながら少量の卵黄からスタート。
豆腐 アレルギーの可能性があるので、様子をみながら少量から始めましょう。
納豆 × アレルギーの可能性があるので、様子をみながら少量から始めましょう。
大豆・枝豆 × × アレルギーの可能性があるので、様子をみながら少量から始めましょう。
豆乳(無調整) × アレルギーの可能性があるので、様子をみながら少量からスタート。1歳前は加熱して使う料理であればOK。そのまま飲むのは1歳以降に
【野菜・海藻類】 食べさせ方、食品の進め方のポイント
かぼちゃ 皮と種を取り除いて。離乳食に活躍する食材です。
にんじん 皮を取り除いて。彩りアップにもなります。
じゃがいも 水にさらしてアク抜きをしてから使いましょう。
ほうれん草・小松菜・チンゲン菜 青菜はやわらかい葉先を使います。ほうれん草はゆでた後に水にさらしてあく抜きをしましょう。
キャベツ 芯を取り除き、やわらかい部分を使いましょう。
ブロッコリー 茎を取り除き、つぼみの部分を使いましょう。
トマト・ミニトマト 湯むきしてから皮をむき、種を取り除きましょう。
山芋 × × × アレルギーの可能性があるので、様子をみながら少量から始めましょう。
さつまいも 水にさらしてアク抜きをしてから使いましょう。
さといも × × 口の周りがかぶれやすいので、様子を見ながら少量から始めましょう。
大根・かぶ 大根は下側は辛味があるので、上側を使いましょう。
れんこん × 水にさらしてアク抜きをしてから使いましょう。かたいのですりおろして使いましょう。
たまねぎ 水にさらしてアク抜きをしてから使いましょう。かたいのですりおろして使いましょう。
ごぼう × × 水にさらしてアク抜きをしてから使いましょう。すりおろすか、やわらかく煮ましょう。
セロリ × すじをとり、細かく刻んでやわらかく煮ましょう。
長ねぎ・葉ねぎ × 生は辛味があるが加熱すると甘味がでるので、しっかりと加熱しましょう。
もやし × 細かく刻んで加熱しましょう。
たけのこ(水煮) × × × 繊維が多くアクがあるので、穂先を刻んで少量から始めましょう。
アスパラガス × 根元側はすじが多いので、ピーラーなどで皮をむきましょう。
ピーマン・パプリカ × パプリカの方が甘味があり、食べやすいです。
きゅうり × 生食ではなく、加熱調理しましょう。
なす × 水にさらしてアク抜きをしてから使いましょう。皮をむくと食べやすくなります。
レタス 生食ではなく、加熱調理しましょう。
グリンピース・そら豆 やわらかくゆで、薄皮をむいて使いましょう。
にんにく・しょうが × × × 刺激が強いので、あえて与えなくてもよい食材です。
キノコ類 × 繊維が多いので、みじん切りにして飲み込みやすくしましょう。
わかめ × 塩蔵わかめは塩分をしっかり抜いてから使いましょう。
ひじき × 鉄分補給にお手軽な食材。干し芽ひじきが便利でオススメです。
焼きのり・青のり 味付けされていないものを選びましょう。
【果物】 食べさせ方、食品の進め方のポイント
バナナ アレルギーの可能性があるので、様子をみながら少量から始めましょう。
りんご アレルギーの可能性があるので、様子をみながら少量から始めましょう。
いちご 5?6ヵ月頃はすりつぶして、裏ごししましょう。
みかん 薄皮をむき、果肉のみを与えましょう。
キウイフルーツ × 酸味が強く、アレルギーの可能性があるので、様子をみながら少量から始めましょう。
メロン やわらかく、食べやすい食材です。
【乳製品】 食べさせ方、食品の進め方のポイント
牛乳 × アレルギーの可能性があるので、様子をみながら少量からスタート。1歳前は加熱して使う料理であればOK。そのまま飲むのは1歳以降に
プレーンヨーグルト(無糖) アレルギーの可能性があるので、様子をみながら少量からスタート。5?6ヵ月頃に与える場合は豆腐や白身魚に慣れてからにしましょう。
プロセスチーズ・粉チーズ × × 塩分が多く、アレルギーの可能性があるので、様子を見ながら少量から始めましょう。
カッテージチーズ × アレルギーの可能性があるので、様子をみながら少量から始めましょう。
【その他】 食べさせ方、食品の進め方のポイント
ハチミツ・黒砂糖 × × × ボツリヌス菌が混入している可能性があるので、1歳以降に少量から始めましょう。
ナッツ類 × × × × のどにつまらせる心配があるので、NGです。
ゼラチン × × × × アレルギーの可能性があるので、あえて与えなくてもよい食材です。
こんにゃく × × × × のどにつまらせる心配があるので、NGです。

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