回答:
らでぃっしゅぼーやのスタッフ、郡山昌也が、このほど、「IFOAM(国際有機農業運動連盟)」の世界理事になりました。 「IFOAM」とはどんな団体なのでしょう?
「IFOAM」とは、有機農業を推進するために1972年にフランスで設立された民間組織、国際NGOです。現在はドイツのボンに本部があり、世界108ヶ国の750以上の団体が加盟しています。
世界には法律として定められた「こういう栽培をし、こういう確認方法がとられた農産物でなければ、『有機農産物』や『オーガニック栽培』、などの言葉で呼んではダメだ」という、有機認証制度を持つ国が多くあります。
そして、日本もJAS法で有機栽培の基準が定められており、その内容は「CODEX委員会」が持つ有機食品ガイドライン(1994年〜)に準じています。
「CODEX委員会」とは、国際食品規格委員会の事で、FAO(国際連合食糧農業機関)とWHO(世界保健機関)によって設置されています。
簡単に言うと、消費者の健康保護や、世界の食品の貿易をスムーズに行うための組織、と言ってよいでしょう。
例えば、ある国が「有機栽培された野菜だ」、と輸出した野菜が、輸出先の国では「うちの国ではそんな栽培では、とても有機野菜とは言えない」となると、トラブルになるわけです。
そこで統一した有機の世界基準を作ることが目指され、「CODEX委員会」の有機食品ガイドラインとして作成されたのです。
そして、この「CODEX委員会」の有機食品ガイドラインは、そのオブザーバーでもある「IFOAM」が作る「オーガニック基礎基準」(1980年〜)の強い影響下にあるのです。
例えば、有機栽培(オーガニック栽培)とは、「3年間、農薬、化学肥料を使わない畑での栽培」という世界にほぼ共通する概念は、「IFOAM」の構成メンバーの有機農業団体(例えば、イギリスのソイルアソシエーションやドイツのデメターなどの団体)が作り出したもの、と言ってよいでしょう。
そしてこの、IFOAMで決定された「こういう栽培が『有機栽培』である」という基準、「オーガニック基礎基準」は、「CODEX委員会」の有機食品ガイドラインに影響し、さらにそれが世界の有機栽培基準に影響を与えます。
日本の「有機JAS」の基準も、元をたどれば「IFOAM」の「オーガニック基礎基準」にルーツがあるという事ですね。

郡山昌也その「IFOAM」の10人いる世界理事の一人に、らでぃっしゅぼーやスタッフの郡山昌也が選ばれた、という事です。日本人としては3人目になります。
らでぃっしゅぼーやの野菜は、JASの有機栽培基準に従って栽培されたものばかりではない、と前項で記述しており、そのらでぃっしゅぼーやのスタッフがなぜ「IFOAM」の理事になるのか、不思議に感じられるかもしれません。
実は、らでぃっしゅぼーやは、1997年に「IFOAM」の会員になっています。
そして、2001年には同業他社や他団体と合同で「IFOAMジャパン」を設立し、その理事団体として活動してきました。
らでぃっしゅぼーやの独自基準、「RADIX」を作る際も「IFOAM基礎基準」を研究し参考にするなど、ずっと有機栽培基準の動向を追い、有機農業に深く関わってきているのです。
さらに郡山は、個人的にも海外に渡って有機農業政策やオーガニック食品流通の研究を続け、そのエキスパートとしてキャリアを積んできました。そして、日本の有機農業団体の多くの後押しの中、IFOAMの世界理事に選出されたのです。


