大阪センター「エコキッチン倶楽部」 6月17日始動/関西初、“家庭の生ゴミ”が“有機堆肥”になって循環!
2002年05月10日(金)
| 昨年2001年の7月2日、らでぃっしゅぼーや(株)は、民間の流通企業では初めて、家庭の生ゴミ(乾燥物)を回収して、有機肥料としてリサイクルするシステム「エコキッチン倶楽部」を関東・中部地域でスタートしました。 その後、全国での生ゴミ資源の地域循環を目指して、各地の会員宅から出る生ゴミの乾燥物を、有機堆肥として受け入れてくれる生産者との間に対話を重ねてきました。 その結果、らでぃっしゅぼーや北海道センターで、2002年1月14日にエコキッチン倶楽部がスタートしました。 また6月17日に、関西では初めての取り組みとして、らでぃっしゅぼーや大阪センターで生ゴミの資源循環がスタートしました。 2002年7月現在で、エコキッチン倶楽部の参加者は全国で580世帯。この結果、現在毎月約12tの生ゴミが、約2.4tの有機肥料になって消費者の台所と生産者の農地を循環してます。 ※ らでぃっしゅぼーや大阪センター「エコキッチン倶楽部」の概要は、以下の通りです。 |
| ■安全な食材の宅配システム らでぃっしゅぼーや(大阪センター) らでぃっしゅぼーや大阪センターは、関西地域で、安心できるおいしい農産物を提供するために、無・低農薬(※)野菜や無添加食品などの会員制宅配ネットワークとして、1988年の6月に誕生しました。 現在では無・低農薬(※)野菜を中心に水産、畜産品、無添加食品や環境に負荷を与えない日用品などをご家庭にお届けしてます。 それぞれの分野で基本姿勢から栽培生産条件、使用禁止物、容器包装物の規定など、独自の厳密な基準を設けています。 らでぃっしゅぼーやは、企業理念に環境保全を掲げ、人の健康と環境を大切にする新しい「食」のスタイルを提案し続けています。 会員数は、現在関西で約11,000世帯(全国で約65,000世帯)。消費者の支持を受けて年々増加しています。 |
| ■らでぃっしゅぼーや大阪センター・エコキッチン倶楽部の背景 近年、地球温暖化やダイオキシンを含む環境ホルモンの問題などは、農作物の不作や漁獲高の激減、不妊症やアトピー、食物アレルギーの急増という形となって現れてきています。 関西地域でも、ゴミの最終処分場の残余容量が切迫しており、ゴミの量を減らす事が必要です。その最終処分場では、ゴミを焼却処分していますが、特に生ゴミに含まれる大量の水分は焼却炉の燃焼温度を下げてしまいダイオキシンの発生につながっています。 その解決策として、特に水分の多い生ゴミを減らす事が必要となっています。 2001年に、食品リサイクル法が施行されてから一年が経ちますが、未だに家庭の生ゴミのリサイクルや減量に対しては具体的な解決策がありません。 今回の提案は、らでぃっしゅぼーや大阪センターの会員宅から出る生ゴミを、焼却処分するのではなく、“乾燥資源”にして回収・堆肥化し、環境保全型農業や有機農業で活用する循環システムです。 この“資源循環の輪”を成立させるために、これまで最大の課題であった“回収・処理・再利用を継続的に行うシステムの構築”を、らでぃっしゅぼーやの「会員制宅配システム」と「産地とのネットワーク」を活用することで、実現することができました。 |
| ■大阪センター・エコキッチン倶楽部の流れ ●ご家庭で: キッチンで毎日出る生ゴミを乾燥方式の生ゴミ処理機「リサイクラー」で乾燥・滅菌させます。家庭から出る生ゴミは一世帯平均約700g(4人分)。ヒーターで加熱、攪拌しつつ粉砕し、130℃の温風を吹きつけ乾燥。2時間弱の乾燥後にはサラサラになり7分の1に減量されます。これが、よい有機肥料の元になる生ゴミの乾燥物、「乾燥資源」です。 ●らでぃっしゅぼーや配送車にて回収: この乾燥資源をお届けする食品と区別するために、荷室の外(助手席)で専用容器に密封、らでぃっしゅぼーや大阪センターに運びます。 ●らでぃっしゅぼーやから堆肥場へ(生産者・蓬台雅吾さん): 密封梱包して運びます。 ●蓬台雅吾さんの堆肥場で (1)異物の混入を手作業でチェック。 (2)堆肥に混ぜ込む。 (3)定期的に切り替えし発酵させる。 (4)堆肥完成。 ●畑から野菜に: できた肥料は蓬台さんの畑で有機堆肥として使用されます。 ●野菜の出荷・お届け: この有機肥料を使い栽培され、収獲された野菜は、らでぃっしゅぼーや大阪センターから、再び各ご家庭にお届けします。 |
| ■紀の芽の会 蓬台雅吾(ほうだい まさご)さんのメッセージ 私たちの住む和歌山県は昔より果樹栽培の盛んな地域で、水稲、畜産農家が少ない県でありました。そのため、私たち「紀の芽の会」生産者は堆肥造りの材料を集めるのに大変苦労してきました。この度、関西に於いて、らでぃっしゅぼーやのエコキッチン倶楽部が創立され、身近な所で堆肥の源が供給されることに、紀の芽の会員一同大きな期待をしています。 会員の皆さんは、どうぞ私たち生産者の生産した野菜・果物等を食べて頂いた残り、すなわち「生ゴミ」を「リサイクラー」で処理してください。すると生ゴミは、ゴミではなく乾燥された臭いのないミネラル豊かで栄養価値の高い資源として、私たちの所に帰り、再び土作りの役に立ちます。またそうしてできた野菜・果物を消費者の皆様にお届けすることができる ― こんな素晴しい資源のリサイクルが生まれようとしています。 これが、消費者と生産者が一体になってできる循環型また環境保全型農業です。この取り組みによって循環される生ゴミは、日本全国の生ゴミ量から言えば微々たるものですが、‘少しでも一歩前へ’関心を深めることが大切ではないでしょうか。 私たち「紀の芽の会」は安心・安全・美味しさそして調和のとれた野菜・果物作りを目指してきました。この度、このエコキッチン倶楽部の取り組みが始まることで、野菜を作れる喜びのすばらしさと、消費者の皆様との絆が更に深まることを期待しています。 ※蓬台 雅吾(ほうだい まさご):紀の芽の会代表(和歌山県粉河町) 持ち前のリーダーシップが認められ、らでぃっしゅぼーやの環境保全型生産者の集まりである「Radixの会」(注:1)副会長と関西地区代表も勤める。畑ではトマト作りを中心に葉物野菜、果菜類と手広く栽培しています。蓬臺さんを中心とした「紀の芽の会」では、いつも明るい生産者が16名。「明日を楽しく生きるために、今日を努力する。」をスローガンに掲げて今日も元気に汗を流しています。 (注:1) Radixの会:有機農業・環境保全型農業を行う、らでぃっしゅぼーやの生産者の集まり。技術向上、情報交換などを定期的に行ない、より安心でおいしい作物作りをめざす。(会員数:2500人) |
※らでぃっしゅぼーやの「無・低農薬」という表示は、『可能な限り農薬を使用しないこと。やむを得ず使用する場合もその種類、回数等厳しく制限すること』を定めた、当社独自の取扱い基準RADIX(ラディックス)に基づきます。 |

