らでぃっしゅぼーやは日本で初めて国産の間伐材を使用した資源循環型飲料容器「カートカン」を原料とした「カートカン再生トイレットペーパー」を一般の消費者に向けて発売します。
2006年01月18日(水)
| 有機・低農薬野菜と無添加食品の会員制宅配会社らでぃっしゅぼーや(本社:東京、社長:緒方大助)は、今年1月より全国の会員約75,000世帯を対象に、森林を守り、地球温暖化防止に貢献するカートカンの資源循環システムをスタートします。この循環システムは、カートカンジュースを購入した会員宅より、使用済みカートカン(30%以上の国産の間伐材を原料としている)を回収し、トイレットペーパーの原料としてリサイクルする仕組みです。この循環システムにより開発された、原料の80%以上にカートカンを使用した「カートカン再生トイレットペーパー」を、日本で初めて一般家庭に向けて発売します。 |
| ■飲んで育てる日本の森林 〜国産の間伐材が原料の環境にやさしい「カートカン」飲料〜 らでぃっしゅぼーやでは1999年より、資源循環型飲料容器「カートカン」の低農薬野菜・果物ジュースなどの販売(年間約150万本)及び、回収を行ってきました。カートカンは、ペットボトル、スチール缶やアルミ缶のように、石油や鉱石などの有限な資源を原料としている容器とは違い、製造時の環境負荷も小さく、資源管理をすれば持続可能な木材を原料としている資源循環型の飲料容器です。また、一般的な紙容器は外国産のパルプ材を主原料に製造されていますが、カートカンは材料に国産の木材を30%以上使用しており、日本の缶飲料で初めての間伐材を用いた製品であることを証明する「間伐材マーク」がついた認定商品です(全国森林組合連合会が認証)。 2004年度には、カートカンは全国で約1億5000万本生産されましたので、これを森林の間伐面積に換算すると、東京の日比谷公園の約1.5倍分(約24ha)が整備されたことになります。更に、カートカンジュースの売上の一部は、(社)国土緑化推進機構が運営する「緑の募金」に寄付され、間伐などの森林整備を行う国内のボランティア団体に活用されます。このように、カートカン飲料の消費が増えることは、国内の間伐材の有効利用が拡大し、森林の間伐が進むことに繋がります。らでぃっしゅぼーやではこの度、回収したカートカンを原料の80%以上に使用した資源循環型の商品「カートカン再生トイレットペーパー」を、日本で初めて一般の消費者に向けて発売します。 |
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| 資源循環型飲料容器「カートカン」 | 「カートカン再生トイレットペーパー」 |
| ■原料の80%以上に「カートカン」を使用し、資源の循環を追求したトイレットペーパー らでぃっしゅぼーやでは、1988年の創業当初よりダンボールや発泡スチロール、カートカンや牛乳ビン等の容器・配送資材を回収してリユース・リサイクルしたり、家庭生ゴミや不要食器の回収・資源リサイクルなどに取り組んできました。日本での飲料容器のリサイクル率は年々上昇しており、びん・缶容器のリサイクル率は、8割超に達しています。使用済みのカートカンは、牛乳パックと同様に100%リサイクル可能な資源です。しかしそのことが理解されず、カートカンの回収率は全ての販売量の約1割(凸版印刷調べ)と大幅に低いことが問題となっています。 そこで、らでぃっしゅぼーやは今年1月から、製紙会社の協力により、独自の配送システムを活用し、使用済みカートカンを会員宅より回収し、そのカートカンを原料にしたトイレットペーパーを製造するという資源循環システムをスタートしました。この原料の30%以上が国産間伐材であるカートカンが、80%以上を占めている「カートカン再生トイレットペーパー」を、一般消費者向けに販売する試みは日本で初めてです。この「カートカン再生トイレットペーパー」も、トイレットペーパーとして初めて「間伐材マーク」が認定された商品です。らでぃっしゅぼーやは、カートカンも有効利用できる資源だということをより多くの消費者に知ってもらうことによって、環境にやさしいカートカンの更なる普及及び回収率の向上を目指します。また、2004年4月には、カートカンを中心とした紙製の飲料容器を普及することによって、日本の森林を育むことを目的として、「森を育む紙製飲料容器普及協議会」が発足しました。協議会には、凸版印刷株式会社などをはじめとする大手の飲料・食品メーカーや、製紙会社などの関連企業約40社が参加しており、らでぃっしゅぼーやも協賛しています。 |
| ■らでぃっしゅぼーやのカートカン資源循環システム |
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| ■カートカンジュースの販売、回収から再生、お届けまでの流れ @「カートカンジュース」の販売 A会員宅の使用済みカートカンを回収(配送員が商品お届け時に回収) B当社の配送センター(北海道・首都圏・神奈川・名古屋・大阪)に一時集積 C製紙会社(東海製紙工業株式会社)へ移送し、回収したカートカンを粉砕、溶解後、 古紙等と混合して「カートカン再生トイレットペーパー」を製造 D「カートカン再生トイレットペーパー」(8ロール/税込441円)の販売 |
| ■間伐材を使うことによって日本の森林を育て、地球温暖化防止に貢献する「カートカン」商品 昨年、米国などで大きな被害をもたらした超大型のハリケーンをはじめ、日本でも、夏の猛暑や大型の台風、更には大寒波による大雪などの異常気象が続いています。地球温暖化がこのまま進んでいくと、自然災害だけでなく、自然の生態系等に悪影響を及ぼす恐れもあります。また、世界各地の農業においても、病害虫が越冬し易くなって増殖したり、これまでその地域で作られてきた作物が採れなくなるといった重大な影響が懸念されています。 昨年2月、地球温暖化防止のために約140カ国による先進国が排出する温室効果ガスの具体的な削減数値目標や、その達成方法などを定めた「京都議定書」が発効しました。この国際公約で、日本は1990年比で2008〜2012年までに6%の二酸化炭素排出量を削減することが求められています。その内の2/3に当たる3.9%を、日本の森林の二酸化炭素吸収量で賄う計画を立てており、そのために森林育成を促進することが急務となっています。森林の整備・育成には「間伐」が不可欠です。そして現在、日本の森林の4割を占める人工林の多くは、「間伐」が必要な時期を向かえています。しかし、間伐材は一般的に太さや強度などで主伐材に比べて用途が制限されるため、引き取り手が少なく売買価格も安い上、作業経費がかかるため、なかなか実施されていないのが現状です。森林整備の遅れが現状のまま続いた場合、3.9%に相当する二酸化炭素の吸収量は確保することができません。この問題を解決するためには、間伐材を含めた国産木材の市場を活性化し、日本の森林を育てる必要があります。 木を切って木材を使用することは、必ずしも環境破壊に繋がるわけではありません。持続可能な林業から発生する間伐材などを利用することは、森林を育てることに繋がるのです。しかし、日本の林業は安価な輸入の外国材に押され、採算性が低く、木材産業が低迷しており、木材自給率は2000年から2割を切っているのが現状です(林野庁調べ)。消費者は、間伐材や国産の木材を使用した商品を積極的に購入することによって、日本の森林育成に貢献することができます。らでぃっしゅぼーやは、手軽に日本の森林育成に貢献できるカートカン飲料とカートカン再生トイレットペーパーをより多くの消費者に使ってもらうことによって、農業にも大きな影響を及ぼす地球温暖化の防止と、日本の森林育成の一助となれればと考えています。更には、今後国産の木材や間伐材、生態系など環境に配慮した資源管理が行われている森林など、森林認証を受けた木材を使った商品開発にも取組んでいきます。 |
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| 間伐されずに日光が妨げられた森林 | 間伐されていきいきとした森林 |






