らでぃっしゅぼーやの生産地交流会「田んぼの生き物観察会」開催のお知らせ/消費者自らが食の安心・安全を確認できる“体験型トレーサビリティー”
2004年06月16日(水)
| 無・低農薬野菜(※1)と無添加食品の会員制宅配会社らでぃっしゅぼーや(本社:東京 社長:緒方大助)は、6月26日(土)・27日(日)の2日間に渡り山形県東置賜郡の生産者グループ「ファーマーズクラブ赤とんぼ」の協力を得て、無農薬栽培(有機JAS認証取得)の田んぼにおいて、生産者と消費者をつなぐ“体験型トレーサビリティー”交流会を開催し、会員の親子約80名にご参加いただく予定です。 当日は、無農薬栽培の田んぼでしか見ることのできない生き物(絶滅危惧種の動植物リスト「レッドデータブック」の生物含む)の観察をはじめ、放牧されている家畜と堆肥工場の見学、ネイチャーゲームなどを体験していただきます。 「田んぼの生き物観察会」は、消費者に自らが食べている米の生産履歴のトレース(追跡)を体験してもらうことにより、環境保全型農業による畜産と農業と生き物の“命の循環”と、無農薬栽培の安全性や環境への貢献を理解していただくことを目的に企画したものです。 ※今回は初めての企画として、生産者より畜産(牛・鶏)の生産現場で、消費者の不安の原因となっているBSE及び鳥インフルエンザの発生理由や予防策について説明を受けます。 日 時:6月26日(土)〜27 日(日)一泊二日 雨天決行 場 所:山形県東置賜郡川西町大字州の島5760 「ファーマーズクラブ赤とんぼの田んぼ」 交流内容:1日目:牧場でBMWシステム見学 田んぼの生き物観察会(生き物観察、ネイチャーゲーム他) 2日目:早朝田んぼ観察会、手工芸の体験学習会、 精米機・米貯蔵施設見学 ※らでぃっしゅぼーやの「無・低農薬」という表示は、『可能な限り農薬を使用しないこと。やむを得ず使用する場合もその種類、回数等厳しく制限すること』を定めた、当社独自の取扱い基準RADIX(ラディックス)に基づきます。 |
| ■“体験型トレーサビリティー”が築く消費者と生産者・流通の信頼関係 2001年のBSE、相次ぐ食品の偽装表示、そして今年1月全国に広がった鳥インフルエンザなど、食品に関する不安要素により消費者の食品に対する信頼は急速に低下しています。 2002年農水省の食品購入時における消費者の意識・関心の調査では「おいしさ」や「価格」を上回って「安全性」がトップとなり、消費者の意識の変化に対応すべく各企業でトレーサビリティー(生産履歴の追跡システム)の導入が進められています。 らでぃっしゅぼーやでは、1988年の創業当初から消費者に対して栽培履歴や産地に関する情報を開示するとともに、生産者と消費者の様々な交流会を全国各地で年間約90回開催してきました。 生産地交流会では、通常は農業の現場に行く機会の少ない都会の消費者が、普段当たり前のように食べている食品の生産現場に実際に足を運び、その食べ物の“生きた”姿を見て、そこにある土や泥、生き物、空気など食べ物が育つ自然環境に五感を使って触れることができます。 当社の生産地交流会は、トレーサビリティーが果たす機能“どこの誰がどのように育てたものなのか”を知ることだけでなく、この情報が必要となった要因、今失われかけている「生産者及び流通への信頼」を構築するための“体験型トレーサビリティー”です。当社は、今後も各地で生産地交流会を行い、消費者と生産者の“顔の見える信頼関係”を拡大していきます。 |
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| 田んぼの生き物を探す参加者 | 田んぼで見つけたカブトエビを手にのせて観察 |
| ■“命の循環”体感できるテーマパーク「田んぼの生き物観察会」 1日目には、非遺伝子組替え・ポストハーベストフリーの飼料を食べ、放牧されて育てられた牛や鶏の飼育環境を見学します。今回初めての企画として、生産者より消費者の不安の原因となっているBSEや鳥インフルエンザの発生した理由や予防策について説明を受けます。 また、「生物活性水プラント」にて「ファーマーズクラブ赤とんぼ」で行なっている、BMW技術(自然界におけるバクテリア、ミネラル、ウォーターによる浄化システム)を用いて、家畜の糞尿をミネラルやバクテリアの代謝物を豊富に含む「生物活性水」や「有機堆肥」に変える工程を見学します。 ともすれば公害の元凶ともなる家畜の糞尿が、飼料、堆肥の発酵、苗の栽培など、有効な資源として地域の農業や畜産に再び利用されます。 牧場見学後は、有機JAS認証を取得している田んぼに素足で入り、無農薬栽培により戻ってきカブトエビ、ザリガニ、タニシ、アメンボ、そして絶滅危惧種とされているメダカやホトケドジョウなどを観察していただきます。 また、生き物の名前を当てるネイチャーゲームも予定しています。 2日目は朝から田んぼのあぜ道を散歩し、生産者より無農薬栽培の実情や、技術について説明を受けます。その後、精米・貯蔵施設でお米が収穫されてからどのようにして消費者に届くのか見学します。広場には米作りに使用する器具・機械を並べ、子供たちはそれらに触れたり、乗ってみることもできます。 このように「田んぼの生き物観察会」では2日間の体験を通して、健康な畜産の糞尿が有機質肥料や生物活性水となり、それらを米の栽培に利用することによって病虫害が出にくくなり、農薬に頼らない栽培が可能となること。 農薬に頼らない田んぼの生態系は豊かになり、害虫の大発生を防ぎ、無農薬の美味しい米栽培が可能となることなど、畜産と農業と生き物が繋がって機能している“命の循環”を体感できます。 また、農作物や家畜の生い立ちを知り、無農薬の田んぼでしか生息しない生き物を発見したり、生産者の哲学や環境保全型農業の技術などを知るという意味では、「田んぼの生き物観察会」は体験型の食育、そして環境教育の一環ともいえます。 |
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| 苗の間隔を空けて風通しよく健康な稲に育てる | 家畜の糞尿からできた無臭の堆肥を触る子供達 |
| ■環境保全型農作物の生産におけるらでぃっしゅぼーやの無・低農薬栽培米 らでぃっしゅぼーやでは今年全国34産地(300農家)と契約し、年間約2万8千俵(約400ha・販売額約11億円)の「無農薬米」及び「低農薬米」を供給し、環境保全型農業を拡大しています。 食品の安全性が問われている中、日本における農薬の使用量は世界一といわれています。 農薬は米や野菜への残留や、収穫後に輸入食品に使用されるポストハーベストという形で食卓にも上る恐れがあるほか、河川や海を汚染し、自然界の生態系に影響を及ぼします。2001年の農水省調査によると、日本の田んぼで化学肥料又は農薬の低減、土作りのいずれかの“環境保全的”取組みをしている面積は、日本全体の田んぼ面積の18.4%(約31万4,000ha)、無化学肥料・無農薬で、土作りを行なっている面積は全体のわずか0.37%(6,280ha)しかありません。 日本で認可されている農薬の中には、発ガン性や環境ホルモンなどの危険性があるもの、残留性が高いもの、ダイオキシンを含むと思われるものもあります。環境保全型農業の普及を目指すらでぃっしゅぼーやではこのような危険性のある農薬の使用を禁止・制限し、栽培過程を管理する体制を整えています。 当社の米生産者は、できる限り農薬を使わず美味しいお米を育てる為に、有機肥料を使うだけでなく、通常は収量を上げる為に密植する稲の間隔を空け、風通しをよくして太陽の光を隅々まで浴びて病気になりにくい健康な稲を育てます。 その環境保全型農業による田んぼは、「ファーマーズクラブ赤とんぼ」が示すように、生物の貴重な生育の場ともなっています。 |
| ■ファーマーズクラブ赤とんぼについて ファーマーズクラブ赤とんぼ(代表 伊藤幸蔵氏)は、山形県東置賜郡で主に稲作を行なっている若手の生産者グループです。農水省の調査では、日本の農業人口は高齢化が進み、60歳以上の生産者の占める割合が1960年の20%弱から2000年には62.5%と全体の半分以上を占め、農家戸数も1960年の約600万戸から2000年には約半分の312万戸と減る一方です。 しかし、らでぃっしゅぼーやとの取組みが9年目を迎えるファーマーズクラブ赤とんぼでは、安定した収入を得られ、やりがいのある仕事として農業を後継ぎする若者が多く、平均年齢は45.1歳です。 また、同団体は2000年12月、日本の農業者団体として初めて環境マネジメントシステムの国際規格「ISO14001」を取得しました。 ISOの取得は通常、製造工場などが対象となっている為、農業団体が取得するのはまれなケースです。しかも、取得の対象は栽培地帯、農産物の生産加工工場やライスセンター、販売活動などの全てを含みます。これら全てを対象としているのは日本初です。 農産物は地域が一体となった環境の中で生産されるという考えの下、これを国際レベルで見直そうと農業の現場でも国際的環境保全に対応できるシステム化を推進しています。 |





